原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“森友・加計問題”も“桜を見る会問題”も何ら解決していない!

2020年03月19日 | 時事論評
 森友問題に於ける財務省公文書改ざん問題の発生時に、同省近畿財務局職員が自殺した問題で。
 昨日3月18日に故職員氏の妻より損害賠償請求を求める訴訟が起こされた。


 この訴訟に対して本日麻生財務相が出したコメントに関するネット情報を、以下に引用しよう。

 麻生太郎財務相は19日の閣議後会見で、森友学園問題の財務省の公文書改ざんをめぐり、自殺した近畿財務局職員の妻が「夫の自殺は改ざんを強制されたためだ」として国や同省の元理財局長を提訴したことに関して、「再調査はいま、考えていない」と述べた。
 公文書改ざん問題をめぐっては、一昨年6月に財務省が調査報告書を公表。 だが、調査内容が不十分だとして当時から再調査すべきだとの声があがっていた。 麻生氏は訴訟については「訴状が届いていないのでコメントしない」と話した。
 訴訟に関連して、遺族側の記者会見や一部報道で、亡くなった元職員が手記を残していることが明らかになった。 麻生氏は手記について週刊誌を通じて読んだことを認めたうえで、「手記と調査報告書の内容に大きな乖離(かいり)があると考えてはおりません」と述べた。
 公文書管理を担当する北村誠吾地方創生相も同日の会見で、「すでに財務省の責任において詳細な調査が実施され、関与した職員に対しては厳正な処分が行われた。調査をすべきだとの声があるが、さらなる調査の必要があるかについては私はそのようには考えていない」との認識を示した。

 (以上、ネット情報より引用したもの。)


 一旦、私見だが。

 新型コロナウィルス騒動に世間が翻弄される中、どうしても表題の各件に対する国民の関心が薄らがざるを得ないこの頃だが…

 よくぞ、森友問題公文書改ざんに加担させられた職員の妻氏が、自殺後3年の年月を経て、損害賠償請求訴訟に踏み切られたものだ。
 妻氏によれば、改ざんの詳しい経緯を明らかにしたい、との願いのようだ。

 この私ですら忘却しそうになっていたが、表題の通り安倍首相が元凶であることが明白な “森友・加計問題” “桜を見る会”問題は、何ら解決に至っていない。😨 
 このまま放置してはならず、国民はこれらの事件に関し安倍政権へ徹底追求を続けるべきだ。!

 森友問題に関しては、誰が如何に考察しても、安部氏が当時自分の“お友達”だった森友氏の小学校設立に際する国有地売却の便宜を図るべく特別扱いせんとして発生した事件である事実が明白だ。
 森友氏側に有罪判決が下り現在服役中と把握しているが。
 片や安部氏側の責任に関しては、闇に葬られたままとなっている状態だ…

 上記のごとく、安部氏本人は元よりその側近どもや安部政権はこれらの件に対し、白を切り通すつもりのようだが。 
 それを許容する姿勢が国民間に未だあるのも、嘆かわしい…
 選挙の都度、安倍政権は勝利する。  何故?????  誰がこんなインチキ首相に投票するんだ??  といつも信じがたい思いに駆られる…😱 


 我がエッセイ集内で、そんなインチキ首相をバッシングしたバックナンバーは数多いが。
 その中から2018.03.15公開の「長過ぎた“デタラメ安倍政権をこれ以上続行させないために」と題するバックナンバーの一部を、以下に引用させていただこう。

 少し前のネット情報より、立憲・枝野氏「国家や社会がぶっ壊れる」 森友文書問題  と題する文面を紹介しよう。
 (森友学園問題をめぐって)公文書を改ざんするという、とんでもない疑惑が出てきた。 民主主義とか国家とか社会というものがぶっ壊れてしまいます。 役所はそういうことをしないと思っているから、例えば、皆さんも納税の通知書がくれば、「正しいだろう」と思って税金を納めるんじゃないですか。
 改ざんなんてあってはいけないことだから、(国会で質問されれば)「そんなことあるはずがありません」と普通は答えますよね。(政府が)そう答えられないと見ざるをえない。 5年続いたおかしな政治が、ようやく「おかしい」と気づかざるをえないような状況に追い込まれつつある。 しっかりと今の政権のおかしなところにメスをいれて、政治をまっとうな方に戻していくために全力を挙げる。(3月4日、横浜市内の党会合で)
 更に、昨日(2018.03.14)朝日新聞記事「改ざん 政治的な圧力か」及び、「デモ『首相も財務省も辞任を』」より一部を要約して以下に紹介しよう。
 財務省の公文書改ざん問題では、行政を取り仕切る各地の知事からも厳しい声が上がった。
 静岡県知事は旧大蔵省の官僚と親交があるが「公文書を改ざんするとは想像できない立派な人たち。政治的な圧力があった可能性は否定できない」とみる。 省庁出身の知事からは「国会に対する冒瀆。財務省の組織自体のあり方というか、改ざん行為は極めて悪質だ」 「誰が指示をし、どこまで情報が共有されていたか。事実関係を明らかにして。 

 原左都子の私論だが。   安倍さんて、究極“天然質”なのだろうか?
 安倍政権発足後数年間、国政選挙の都度、確かに貴方が率いる安倍政権はあくまでも表向き「勝利」している訳だが。 それを自己の“真の勝利”と勘違いし切って、自己満足する日々なのだろうか??  これぞ貴方が“天然質”である証拠だ。 
 とにもかくにも、この度の「森友学園に関する財務省決済文書改ざん問題」に関して、世論は安倍政権批判に傾いているのは揺るぎない事実だ。
 しかも、自民党内からも“安倍続投”に関し反論があるとも聞く。
 安倍氏ご本人が今一度ひとりの人間としての“良心”を取り戻し、当該文書改ざん問題に於ける国家トップとしての責任の重大さを冷静に振り返って欲しいものだ。
 
 (以上、本エッセイ集バックナンバーより一部を引用したもの。)

 
 森友文書改ざん問題をめぐり自殺に追い込まれた財務相故職員氏の妻氏が昨日提出した損害賠償請求訴訟の「勝利」を、心より応援申し上げます!

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