朝日新聞本日2022.02.04付朝刊内に「アベノマスク配送料『10億円』報道を否定」と題する記事があった。
早速、以下に「厚労省『今示すのは困難』」と題するその記事を要約引用しよう。
在庫を大幅に上回る配布の申し込みがあった「アベノマスク」を含む布マスクについて、後藤厚労相大臣は3日、配送料について「現時点で示すことは困難で、10億円とは今の段階で考えていない」との見通しを示した。 衆院予算委員会で、立憲民主党の中島氏の質問に答えた。
厚労省による、約8千万枚の在庫に対し、無料配布をする希望者から約37万件、推計で計2億8千万枚以上の申し込みがあった。 正確な集計と配布方法の検討を進めて、3月上旬をめどに配送を始める方針。 この配送料が10
億円に上る一方で、配布せずにすべて廃棄する費用は6千万円程度という一部報道があり、中島氏が事実関係を確認した。
後藤厚労相大臣は集計に基づき一人あたりの配布枚数などを決めるとして、「配送費用はこうした作業の結果明らかになるもの。現時点でお示しすることは困難だ」と答弁し、一部報道を否定した。
(以上、朝日新聞記事より引用したもの。)
私見に入ろう。
この「アベノマスク大失策」に関する情報が未だに世に氾濫している状況だが。
私が懸念するのは、庶民の「廃棄はもったいない感覚」である。
いや実際、実にもったいない話ではある。
ただこの問題は、是が非でも原点に戻って考察するべきだ。
諸悪の根源は安倍政権にあることは、誰がどう考えても明白である。
安倍氏の「このコロナ禍にて国内のマスクが不足状態がひっ迫しているしている事態に、国家からマスクを配ろう!」
その発想は褒められるべきかもしれないが。
ところが安倍氏が採った政策とは、結局自身にコネがある癒着業者にマスクを作らせ潤そうとの魂胆でしかなかった。😱
その結果、名も知れない癒着業者が制作したマスクとは、コロナウィルスには有効に作用しない布製、しかもどうしたことが小型、更には欠陥製品が多発したようだ。
何故その辺の詳細の確認を、安倍氏は医療専門家も交えて業者に綿密に行わせなかったのか未だかつて不可思議だ。
要するに、安倍氏としては今まで通りの“森友・加計・さくら問題”がごとくの独裁に慣れ切った体質から抜け切れておらず、自身の独裁がそのまま世に通じると信じて疑っていなかったのだろう。
そして、布製マスクを国民皆に配布したのは良かったが、それが使用されずに巨大倉庫に積み上げられた枚数が、約8千万枚。😭
その倉庫保管料が、現在尚億単位発生しているとの現実。
それならばと国民が知恵を絞り、「そのマスクを何らかの形で利用しよう!」と声を出し始めた事実は褒められるべきことであろう。
私もその情報を報道を通じて見聞したが、たとえば農業利用、水産利用等々、良き発想が庶民から出るものと感激した。
ただし、それらの利用とは量的に極小であることだろう…
結局は大局的に考察した場合ごく微々たる枚数であり、大損失を補填可能な金額に達するはずもない。
かと言って「希望者に配布する案」に関しては、その配送料が10億円にのぼるとのこと。😵
国民の皆さんの“もったいない意識”は重々尊重したいものだが。
それを実行するために、更なる巨額の国家予算の無駄を積み上げるのは実にナンセンスだ!!!
ここは国民皆が冷静に判断して。
アベノマスクは (過去の安倍政権の大いなる過ちと共に)。
潔(いさぎよ)く、廃棄処分に持ち込もうじゃありませんか!!!