原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

私の「見合い結婚」の条件

2018年02月25日 | 雑記
 本日、平昌(ピョンチャン)五輪が早くも閉会式を迎える。

 今回の冬季五輪期間内に、私は五輪関連のエッセイを公開していない。
 (女子スキージャンプ 高梨沙羅氏に関するエッセイは公開したが、本来の五輪競技とはかけ離れたテーマ設定だった。)


 いえいえ、この私も平昌五輪は堪能しましたよ!

 一番印象に残っているのは、女子フィギュアだ。
 前回のソチ五輪の少し前頃から、女子フィギュアは既にロシア圧勝の世界へ変貌している。
 他国の選手がいくら頑張ろうと、ロシア選手達のあのクラシックバレエの歴史に後押しされた芸術性と、凄まじいまでに研ぎ澄まされた技術力の世界を打倒出来るすべもない現状と私は認識していた。

 そうしたところ結果としては、はやり金メダルに輝いたサギトワ選手と銀メダル受賞のメドベージェワ選手のワンツーフィニッシュだった。
 銅メダルのカナダの選手も素晴らしい演技だった。 
 このメダリスト3名に共通するのは、まさに既にフィギュアスケートを超越して“芸術的に卓越したパフォーマンンス”としての完成形だったことだろう。
 申し訳ないが、4位以下の選手たちと「競技が異なる」印象すら抱かされた私だった。 
 参考だが、以前より私は今回5位だったイタリア・コストナー選手のファンでもある。 素晴らしく美しい体型に加え、流れるような演技に魅了される。 今回31歳にして4度目の五輪出場を果たし5位入賞を遂げた事に拍手を贈りたい。


 話題を大幅に変えて、表題のテーマに戻ろう。

 本日、あえてこのテーマを掲げた事に関しては理由がある。

 昨日公開した「『シュレディンガーの猫』展、行きたかったなあ…」と題する我がエッセイに、少なからずの“猫ファン”よりご訪問いただいたようなのだ。
 猫ファンの皆様、ご期待を大きく裏切りまして大変申し訳ございませんでした。
 「猫」とはまったく世界が異なる「量子力学的実在論」を語ることを主眼として公開したエッセイでした…。


 今回の“この現象”で思い出したことがある。

 それぞ、我が晩婚にての「見合い結婚」の条件だ。
 見合結婚を実行された方々は十分にご存知だろうが、その特徴とは、自分自身の過去から現在に至る出生・学歴経歴等々のプライバシーをすべて公開し、それに「釣り合う」相手を探すとの手段を前面に出せる事こそが「見合い」の特徴であろう。

 これこそが見合い結婚の最大のメリットと私は考え、それを実行した。
 データとして提出可能な「履歴情報」(見合いでは“釣書と表現するようだが)は、もちろん事前に提示してある。
 そして、その“釣書”にて両者が合意に至った場合、次なる課題は「面談」となる。 (我々の事例に於いては、既にお互いに“晩婚出遅れ域”に達していた事実と、親達から本人達の意思に任せるとの意思表示があったため、二人の“対談”と相成った。)

 その時点で、私は“絶対的に相手に問いたい事項”を用意して行った。
 相手がもしも私が用意した設問に下手な回答をしたり、「そんな話題は面白くない」などと言い始めたものならば、即刻破談にするつもりだった。

 その“絶対的に問いたい事項”こそが、まさに「プラトンのイデア論」であり「量子力学的実在論」だったのだ! (と言うのも、既にお互いの経歴等々は把握して後の対談故だが。)
 我が亭主は当時、理学博士取得の物理学研究者として民間企業基礎研究所にて活躍中だった。 そんな我が素人もどきの質問に応えてくれるのは当然の事、我が質問を大いに面白がってくれたのだ。 更に私は図に乗って「もしも子供が生まれたら名前は“プラトン哲学”から引用するが、それでよいか!」とまで迫った。 それに対しても「面白い!」と反応してくれた事実により、婚姻成立と相成ったようなものだ。
 実際、後に誕生した娘の命名は我が意思による「プラトンのイデア論」より引用し、親族皆にその命名を賞賛してもらい、娘はずっと両方の親族から可愛がられて来ている。


 最後に話題を、平昌五輪に戻そう。
 
 安倍晋三は一体何のために、五輪開会式典への出席を決断したのか?
 何故、米国大統領トランプの娘が、父に言われるがままに平昌五輪の閉会式にのこのこと出席するのか?
 はたまた今回の平昌五輪に於いて、南北交友外交を築こうとした韓国文(ムン)大統領の意向の今後の効果の程が如何なるものなのか??
 
 背景で様々な政治疑惑を抱えつつ、平昌五輪は今夜幕を閉じようとしている。

 せめても、出場選手達のスポーツ界に於ける世界レベルの華々しいご活躍の程を賞賛申し上げたいものだ!

 ブラボー!!