泌尿器科の医師が診断名を告げずに、前立腺炎の薬を処方することが疑問になりました。ネットで調べたところ、「慢性前立腺炎はあくまで除外診断」とわかりました。
つまり、私の症状である排尿時痛、右下腹部の痛みを起こす原因となる尿路結石、膀胱がん、尿路感染症、性感染症などの病気ではないことがわかった段階で、初めて慢性前立腺炎と診断できるというのです。
医師は、問診と診療経験から、細菌の感染を抑える薬、前立腺の炎症を抑える薬、排尿障害を改善する薬を当初、処方しました。1週間後、再診した際、私が「おしっこをした際の痛みも右下腹部の痛みも改善しました」と話したので、薬が効いたことから慢性前立腺炎と考えたようです。
細菌による前立腺炎では発熱があるので、私は発熱していないため、細菌の感染する薬を取り止め、残る2種類の薬を2週間分処方し、2週間後の予約を入れました。
慢性前立腺炎は、専門医は慢性骨盤痛症候群とも診断します。症候群とあるように、原因ははっきりしていません。前立腺周囲の血流障害、排尿障害による尿の前立腺内への逆流、骨盤部の感覚神経異常、性ホルモン異常、(痛みを感じる)脳の働きなどが要因とされています。
長時間の座位姿勢(デスクワーク、自転車の運転など)は前立腺を圧迫し、血流が悪くなるので、症状を悪化させます。
ネットで調べたら、慢性前立腺炎で2年も3年も薬を飲み続けているが、症状が改善しないと訴える複数の患者の声が載っていました。私の医師と同じように、長期間の薬の服用を求める医師は少なくないようです。
私の症状は慢性骨盤痛症候群ではないかと考えています。すると、これも生涯付き合わなければならない病気かもしれません。
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