健康寿命は自分のことは自分でできる生活が何歳まで送れるか、という指標です。端的に言えば、一人で食事ができ、一人でトイレに行ってその始末ができるかということです。平均寿命から寝たきりなどで自立した生活ができない期間を差し引いた年数で表します。
日本の男性の健康寿命は平均70.42歳、女性は73.62歳です。四捨五入すると、男性は70歳、女性は74歳です。
日本の男性の平均寿命は79.64歳、女性は86.39歳です。同様に四捨五入すると、男性は80歳、女性は86歳です。差し引きすると、男性は10年、女性は12年が自立できず、寝たきりなどでだれかの手助けがなければ生活できなくなります。
メディカルウォーキングを提唱している秋山和宏・東葛クリニック病院副院長は、自立できない期間を人生ラスト10年問題と指摘し、いかにこの期間を少なくするかを考えようと呼びかけています。
秋山副院長は人生ラスト10年には三つの節目があるといいます。
①歩けなくなる②食べられなくなる③認知症になる
この順番で自立できない生活に入っていくと主張しています。
そこで、人の筋肉の7割を占める下半身の筋肉をメディカルウォーキングで鍛えて自立できない生活を少しでも先送りしようと訴えています。
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