団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

高齢者の皮膚はバリア機能が衰えます

2019-04-23 09:40:27 | 健康・病気

大阪市立十三市民病院の健康セミナー「高齢者の皮膚のお手入れーやさしい洗い方と保湿ー」を受けてきました。講演したのは、皮膚・排泄ケア認定看護師・奥田典代さんです。

私たちの体を覆う皮膚は、成人で面積が約1.6㎡あり、人体で最大の臓器です。その働きは主に4つあります。①水分の喪失を防ぐ②微生物や物理・化学的な刺激から体を守る③体温を調節する④外からの刺激を感知する

ところが、高齢者になると、こうした機能が衰えてきます。高齢者の皮膚は細胞分裂の回数が成人の1/10に低下し、角質層が厚く硬くなります。さらに、毛穴、汗腺、脂腺が萎縮し、皮膚の保湿成分の分泌が減少します。そのうえ、皮膚のコラーゲンが減少し、細かいちりめんじわに覆われるようになります。

外部からの様々な刺激や衝撃から身を守るバリア機能が大きく衰えてくるというのです。このため、高齢者にはとりわけスキンケアが必要になります。

そのポイントは、清潔とバリア機能の保持です。清潔の保持は汗・皮脂などの汚れを洗い流すことです。バリア機能の保持は、乾燥皮膚を守り、かゆみを予防する保湿です。

その方法は次回に。

 

 

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