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この夏東京では最高気温となった今週の日曜日に紬塾第4回「糸をつむぐ」が行われました。
本当に暑い日でしたが岐阜や愛知からの参加者も頑張って来てくださいました。
皆さん本当に真剣に毎回の講座に向き合って参加してくださりありがたいことです。
私は糸つむぎは久米島式を採用していますが、結城のつくし方式のやり方の良いところも加え、また自分なりの工夫もしています。
色々な引き出しかたがあるのですが、大事なことは真綿の長繊維をなるべくちぎらないよう気をつけて引くと毛羽立ちの少ない糸がつむげます。
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真綿を真ん中で穴を開け引く方法もありますが、私は真綿をほとんど引っ張らずにそのまま台に掛け、上の真綿から1枚ずつ綺麗に片付けながらつむいでいきます。
どうしても自己中心的になって素材や道具を引き寄せようとしたり、制圧するようなやり方をしてしまいがちですが、それではうまく糸を引き出せません。
真綿は理に適わないことには付き合ってくれません。正直です。
素材を見極め寄り添い、道具を上手に使いこなしながら、力強い美しい糸をイメージしてつむぐことが大切です。
今回は4gの真綿を1時間あまりかけ引いてもらいました。
一反分の緯糸は約380gですので100分の1位つむいでもらいました。
おはじきは糸をカセ上げする際に糸同士がくっついて引っ張り上げられないようにするためです。
豆などでも良いです。
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着尺用2本合わせぐらいの糸をつむいでもらいました。
これはつむぐにはとても難しい太さなのです。
とにかく4gの真綿からそれぞれの糸がつむげました。
この糸は9月に工房の庭木で染め、11月には実際に織ってもらうことになります。