白樫、紫根、茜、藍、玉ねぎなどで染めた格子の着物
東慶寺ギャラリーでの個展が無事に終了いたしました。
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。
今回は富山、岐阜、他にも遠くからわざわざ北鎌倉までお越し下さった方もありました。
また梅見の一般観光客の方も多かったのですが、ご当地、鎌倉市在住の方も多かったです。
みなさん入って来られると多くの方が「きれいだねぇ‥きれいだねぇ‥」「わ~きれい!わ~きれい!」とリピートしてつぶやかれ、目を輝かせます。中には涙を流される方もありました。
今見てきた梅やマンサク、フクジュソウの美しさと何ら変わりないものとしてご覧いただいているように思いました。私もギャラリーの窓から見える木々や花の色素を紬糸に移していると思っています。
ギャラリートークもワークショップも最後にみなさんから感想なども戴いたのですが、「勉強になった」「楽しかった」「有意義でした」ということでした。
きものは好きでたくさん着てきたけれど、素材についてなどはあまり知らなかったという方も今後は布をよく見ていきたいという趣旨の発言もありました。
繭からの糸繰りでは「波動を感じる」という発言もありました。
あのお蚕さんの小さな繭玉は小宇宙だと私も思っています。
限られた時間で十分な説明も出来ませんでしたが、ワークショップは自分でよく観察したり、触れたり、考えたり、何かは掴んでいただいたと思います。みなさん真剣に取り組んでいただきました。さらに詳しく学びたい方は4月からの「紬きもの塾’16」へご参加ください。
もしも自分が着るならいつ、どんな状況や思いで取り合わせるか…の取り合わせワークショップ中。
以前織ったすくい織の丸文様の帯の試し織りの部分を額装にしたもの。
今回も着物や帯、ショール、帯揚げ、額装、卓布などご自分のものとしてお決め下さる方もたくさんありましたが、こちらも皆さん真剣な表情で選ばれていました。
また6月に出産を控えた若い方が着物を決めて下さったのですが、次の世代にもつないでいく意思を感じました。この紬のような健康で丈夫な赤ちゃんを!と祈らずにおれません。
そして高年齢の方も多かったのですが、ショールを選ばれ「この歳でもきれいな物は買うわよ~。元気になれるから」と。生きる力は老いも若きも一緒ですね。
それぞれの方が自分にふさわしい物を帯揚げ一つでもしっかり見極められているのが印象的でした。
「もの買って來る。自分買って來る。」―― 『いのちの窓』河井寛次郎
綾織りのショールをしてお出かけ下さったお客様と一緒に。地厚ですが総綾織りですのでドレープもきれいに出ています。
お客様が重なる時間帯が多く、作品写真や着姿の写真がほとんど撮れませんでした。
私も毎日紬の着物でしたが、写真に納められませんでした。
あと、会場の自然光が美しく、写真にしても色や立ち上る「気」の再現は難しく、自然な光の中で見ているだけで十分でした。今この時が、この場が大事なのだという気持ちでした。
以前、私の指導の下で自分用の紬を織った方が、その紬に節糸使いの「羊歯文刺繍入り帯」を取り合わせて締めてきてくださいました。
拙著、作品集『樹の滴』に掲載されているものです。
さて、今後は単衣向けの紬や八寸、半幅帯を中心にした「紬の会」を5~6月に予定しています。
また「紬きもの塾’16」の申し込み受け付けは3月24日からになります。
後日、詳細はブログにてお知らせします。日程はこちら。
東慶寺ギャラリーでの個展が無事に終了いたしました。
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。
今回は富山、岐阜、他にも遠くからわざわざ北鎌倉までお越し下さった方もありました。
また梅見の一般観光客の方も多かったのですが、ご当地、鎌倉市在住の方も多かったです。
みなさん入って来られると多くの方が「きれいだねぇ‥きれいだねぇ‥」「わ~きれい!わ~きれい!」とリピートしてつぶやかれ、目を輝かせます。中には涙を流される方もありました。
今見てきた梅やマンサク、フクジュソウの美しさと何ら変わりないものとしてご覧いただいているように思いました。私もギャラリーの窓から見える木々や花の色素を紬糸に移していると思っています。
ギャラリートークもワークショップも最後にみなさんから感想なども戴いたのですが、「勉強になった」「楽しかった」「有意義でした」ということでした。
きものは好きでたくさん着てきたけれど、素材についてなどはあまり知らなかったという方も今後は布をよく見ていきたいという趣旨の発言もありました。
繭からの糸繰りでは「波動を感じる」という発言もありました。
あのお蚕さんの小さな繭玉は小宇宙だと私も思っています。
限られた時間で十分な説明も出来ませんでしたが、ワークショップは自分でよく観察したり、触れたり、考えたり、何かは掴んでいただいたと思います。みなさん真剣に取り組んでいただきました。さらに詳しく学びたい方は4月からの「紬きもの塾’16」へご参加ください。
もしも自分が着るならいつ、どんな状況や思いで取り合わせるか…の取り合わせワークショップ中。
以前織ったすくい織の丸文様の帯の試し織りの部分を額装にしたもの。
今回も着物や帯、ショール、帯揚げ、額装、卓布などご自分のものとしてお決め下さる方もたくさんありましたが、こちらも皆さん真剣な表情で選ばれていました。
また6月に出産を控えた若い方が着物を決めて下さったのですが、次の世代にもつないでいく意思を感じました。この紬のような健康で丈夫な赤ちゃんを!と祈らずにおれません。
そして高年齢の方も多かったのですが、ショールを選ばれ「この歳でもきれいな物は買うわよ~。元気になれるから」と。生きる力は老いも若きも一緒ですね。
それぞれの方が自分にふさわしい物を帯揚げ一つでもしっかり見極められているのが印象的でした。
「もの買って來る。自分買って來る。」―― 『いのちの窓』河井寛次郎
綾織りのショールをしてお出かけ下さったお客様と一緒に。地厚ですが総綾織りですのでドレープもきれいに出ています。
お客様が重なる時間帯が多く、作品写真や着姿の写真がほとんど撮れませんでした。
私も毎日紬の着物でしたが、写真に納められませんでした。
あと、会場の自然光が美しく、写真にしても色や立ち上る「気」の再現は難しく、自然な光の中で見ているだけで十分でした。今この時が、この場が大事なのだという気持ちでした。
以前、私の指導の下で自分用の紬を織った方が、その紬に節糸使いの「羊歯文刺繍入り帯」を取り合わせて締めてきてくださいました。
拙著、作品集『樹の滴』に掲載されているものです。
さて、今後は単衣向けの紬や八寸、半幅帯を中心にした「紬の会」を5~6月に予定しています。
また「紬きもの塾’16」の申し込み受け付けは3月24日からになります。
後日、詳細はブログにてお知らせします。日程はこちら。