
第16期「紬きもの塾」がスタートしました。
今期も6名の方と行います。
みなさん熱心な方ばかりで、初回からその “気”をひしひしと感じました。
今期も6名の方と行います。
みなさん熱心な方ばかりで、初回からその “気”をひしひしと感じました。
紬塾は知識を深めるというよりも、自分が観て触れて体感してもらうことを重視しています。
何か気づきや発見があればよいと思います。
自己紹介もしていただきましたが、興味深い話がいろいろあって、時間オーバーになってしまいました。

さて、昨年と同様、初回の私の装いは、修業時代の最後に、宗廣先生から一反分の真綿を頂き、母の為に夜なべでつむいだ太い糸で織った井桁絣の着物。染料は乾材の阿仙と丹殻、藍です。
木綿の紺絣の一番オーソドックスなものは井桁絣か蚊絣と思いますが、その基本技術を修業の最後に確認したかったのです。
基礎は何事においても大事なことだと思います。
着るたびに、しっかり織れていて、それでいて柔らかい着心地のよいものだと感じます。
織りの密度や糸の太さ、糸の性質などと関係します。
もちろん織り方の良しあしもありますが・・。
そういう技術の核心となる部分も含め、次回からお話しします。
帯は十数年前に、帯の花邑さんで頂いた明治期の経節紬地に、冊子文様藍型染帯です。
藍染めがとてもいい藍で気に入ったのですが、摩擦で着物に色移りしました。太鼓を作った時に背中に当たるあたりを先に布で擦って色を少し落としました。なので、着物に色移りすることもほとんどなくなりました。
藍染めがとてもいい藍で気に入ったのですが、摩擦で着物に色移りしました。太鼓を作った時に背中に当たるあたりを先に布で擦って色を少し落としました。なので、着物に色移りすることもほとんどなくなりました。
この着物の解説が時間内で出来ませんでしたが、次回に改めて見てもらいます。
この着物にも、辻が花、バティック、織帯、半巾帯など、色々合わせてきています。
HPの着姿集にも帯回りも含め追加しましたのでご覧ください。

床の間の生け花とも言えない枝の投げ入れは、庭木のリンゴなのですが、1月に剪定して、染色用に使用し、残りをバケツに生けておいたものが、花咲かせていたので、床に生けておきました。取り合わせる植物もなく変ですが、、リンゴの花を見てもらいたく、飾りました。水だけで3か月以上経過しているのに生命力があります。
今期も充実した会になるよう務めますので、参加のみなさまよろしくお願いいたします。