中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

櫻工房の柿

2013年10月19日 | こぼれ話


工房の庭には柿の木が1本あるのですが、選定した枝、葉を染によく使います。
枝を小窓まで伸ばしてあって(わざと伐らないで^^;)、夏は日よけにもなります。
その枝に、冬は野鳥が止まりますので部屋からバードウォッチングも楽しんでいます。

そして何より!収穫の秋が楽しみなのです。
毎年必ず作る柿を使った定番簡単料理を3品ご紹介します。上から簡単な順に。



<柿とルッコラのサラダ> 
このルッコラは先日ご紹介しましたTさんの畑の間引きのものです。
ルッコラ水耕栽培のものは味が薄いので、手に入れば地のもので。
ボールに柿(1個を16等分にクシ切り)とルッコラを入れ、塩、レモン汁(ワインビネガーなどでも)を適宜入れ、サクッと混ぜ器に盛りつけます。上からオリーブ油を適宜かける。これだけ。
生ハムやチーズを添えればワインとも合います。



<しめじと柿の和物>
しめじはみりんと醤油で含め煮にする(この日は酒を入れて煮たのですが汁が出てしまいますので、みりんだけのほうがいいです。汁も美味しいですが…)。
上から柿をすりおろしたものを乗せ、和えながら食べます。
Tさんの畑の黄菊がありましたので、さっと茹でたものを天もりにしました。
イカの糸作りを入れてもとても美味しいです。それぞれの滑り成分がよく馴染みます。



<柿と紅玉リンゴの白和え>
柿とりんごはいちょう切り。りんごは柿の半量ぐらいがいいです。
ごま(Tさんの金ごまは、すごく香りがよかったです)をすり、水切りした豆腐とすり合わせます。
白味噌(この日は信州味噌に砂糖少々)で味を付け、柿とりんごをサクッと和えます。
青味になにか入れるとなお良いです。この時は大根の間引き菜があって、柔らかくて美味しかったです。ほうれん草、小松菜をさっと湯がいたものでも。
金ごまも茶色で、味噌も信州でしたので、白くないですね。^^

どれもすごく簡単ですので、この秋、ビタミンCの豊富な柿をたくさん食べて、冬の寒さに備えると良いのでは・・・。柿は二日酔いにもよいそうです。

日々の献立に困ることはありません。
「芋、豆、菜っ葉、葉っぱ、ゴマ、海藻」を唱えて、足りない食材を思い浮かべると献立が自ずと出てきます。さらにキノコを加えれば完璧なバランスです。
「女わざの会」としてかたち21のブログでもご紹介していた、現在はNPO法人「女わざ」代表の森田珪子さんから教えていただきました。

旬のものをバランスよく食べて元気に仕事をしたいですね!










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