中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

櫻工房の春

2014年04月13日 | 自然環境・脱原発




東京のソメイヨシノは花は終わりましたが、八重や枝垂れはまだ咲いています。
工房の大山桜は花はほぼ散りましたが、枝には赤い萼やしべが残っています。
この光景も毎年綺麗だなぁと思っているのですが、ネットで検索していて『桜しべ降る呑川の道』という 面白い動画を発見しました。
私の撮影よりず~っと良いです。『夜桜お七』の物悲しい旋律とともに作成されています。
短いので最後の字幕まで見てくださいね。最後のオチ、笑えます。

工房の庭も植物の新しいいのちがグングン伸びています。
手入れの行き届いてない庭をぐるっと一周してみますのでお付き合いください。
 

桜の根元に植えっぱなしにされているチューリップ。だんだん貧弱になり、数が減ってきました。普段は全く忘れているのに、それでも咲いてくれると嬉しくなります。黄色もあったのですが・・・



梨の白い花が今満開です。花びらは珍しい形で少しギザギザしています。
植木屋さんに、この木は姫りんごではないか?と言われたので信じていたのですが、去年なんと!梨の実が3個なったのです。それで梨と判明しました。
黄味の少ない赤味のピンクやグレーを染めることができます。


小菊は母が大好きな花でした。。。
これは秋に黄色い花を付けます。でも最初は白かったのですが・・・


オレンジ色の花をつけるスカシユリ。こちらも球根をそのままの植えっぱなしです。
減ってきました・・・


山椒。一昨日は筍の若竹煮に木の芽を添えました。


ブルーベリーはヒヨドリの好物らしくて、花のうちにムシャムシャ食べられてしまい(今も食べに来てました)、実はほとんど付きません。私の口には2粒ぐらいしかまだ入っていません・・・


リンゴも若葉がほんの少し出始めました。花はこれからですが本当に可愛らしいです。黄色系の染によく使います。


ビワの若葉は白っぽい産毛に覆われています。夏以降に染に使うことがあります。
実がたくさんなります。何しろ摘果などの手入れをしてませんので、、、実は小さいですが美味しいです。
野鳥も食べに来ますが、こちらはたっぷりあるので私もたくさん食べてます。


柿の若葉。天ぷらにすると美味しいそうですね。
日よけのために無理やり画像奥の方から枝を伸ばしています。左端の枝はキュウイです。こちらも日よけになります。受粉がうまくできないようで実は今までに2個ぐらいしかならず、、、お口に入りません。


一重の山吹。ひと枝挿し木にしたのが大きく育ちました。
子供の頃実家にあってとても懐かしさを覚えます。


玄関の方へ回ると白い花を次々と咲かせるムクゲ。伐っても伐ってもたくましく枝を伸ばす強い木です。
枝葉を染に使うこともあります。緑味を感じるクリーム色を染めることができます。


ドウダンツツジの白い花。ここは西日が当たるので、夏にはこの植え込みに、洗濯や、台所の洗い物をしたあとの水をバケツに貯めておいて何杯も水やりします。


冬の間、人目につかない玄関脇に置かれた藤の鉢植え。葉芽が出てきました。
5月には玄関先を飾ってもらいます。

お粗末な画像ですが、植物のいのちに触れるとこちらも元気をもらえます。

紬塾の7月の染色実習でもこれらの植物の中から何か使うつもりです。





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