「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

SEEDェ…

2010-09-03 23:02:15 | きょうのできごと
ケーブルのファミリー劇場でSEEDが一挙放送してます。
ひぃ……懐かしすぎて鳥肌が……!いやこれトラウマよみがえってるだけか!?
何話だろう今。まだめっちゃ最初の方です。ラクス様がようやく登場。
フレイ様が全開なあたりです(壊れる前での、ね)(……)。

うーん…怖いもの見たさかもしれない。目が離せない。
てか、この最初の方って本当に何度も何度も見返してたからなー…本放送当時。
登場人物のセリフにいちいち考えさせられてたような気がします。
いや大好きだったんだよおSEED。

…弟とアニメやらの話をずーっとしてると、つい行きがちな話題というのがいくつかあって、そのトップが「SEED、最初はあんなにおもしろかったのに…」というものです(あとグルグルのコミックの最初のあたりは神すぎるとか、ABの最終回の残念具合とか、とらドラ後半のトラウマ展開とか)(……)。SEEDの話題が出ると絶対そういう話になってしまって、…私は単なるおしゃべりでも…実りがないというか、こう、いつでも同じ結論になってしまう話ってあんましたくないので最近はSEEDの話題が出るとそこに行く着く前に「はいやめよーねー」って強引にやめます。

何度話題に出ても同じ。
最初、二人してあんなに熱心に見てたアニメはない!ってくらい見てた。どうなるのかわからんくて、考える事がいっぱいあって、何度も見返して色々二人で話をしてた。
なのに…なのに……。だんだん、予約録画に失敗しても、どうでもいいかって感じになってきて、後半あたりはもうすっかり見なくなってたりした。
…好きなアニメが、好きだったアニメが、そんな風にどうでもよく思えるようになるなんて、すごく辛かった。どこか…最後まで、諦められなかった。こうやって辛い思いをしている自分の方が間違ってるんじゃないかって。いつか納得できるんじゃないかって、……最後の最後のあたりは、また復活して、見てました。

でも私が間違ってた。見ることがそのものが…辛くてたまらなかった。
数え切れないほどの鬱展開があった。戦争という極限状態の中で、個人と個人が色んなところでぶつかり合う。心臓を一刀両断されるかくらいの痛みを感じるようなきっついセリフやシーンもいっぱいあった。
もちろんSEEDというアニメ自体が間違っていたわけではなく、私個人の嗜好です。
…「私は」決して見るべきじゃなかった。そのことにもっともっと早くに気づいて、見るのをやめるべきだったんです。「勘違いかもしれない」と思って見続けてしまったからこそ、SEEDが何年経っても「人生最大のトラウマアニメ」という不名誉な形で私の記憶に残ってしまっているのだから。SEEDにとっても迷惑な話でしょう。

…今の私が、どんなアニメでも「これは合わん」と思った瞬間に、バッサリ切り捨てて視界にも入れないように努めるようになったのは、この経験があるためです。いいのか悪いのかわかりませんが。あと、前も書いたけど…美男美女がたくさん出てるとわかった時点で見てみるのすらやめるようになりました。コードギアスを見なかったのは思いっきりそのせいです。コードギアス、相当おもしろかったみたいだけど……あの、ピンクの髪の子が、ああいう衝撃の最期を迎えたと知った時には、悪いとは思いつつ「ああやっぱり見てなくてよかった」と思ってしまったものです。見てたら絶対好きになってた。あの子と、あの好青年ぽい人をペアで好きになってたと思う。そしてあの展開でぐっさりと深く傷ついたと思うのですよね。もうほんと、そういうの勘弁!なのですよ……。



SEED見てたときはアスラク派でした。
あの癒しなアイキャッチがとうとう変わってしまった時、…当時遠方に住んでいた弟からメールが来たほど、アスラク大好き姉でした(弟は普段はメールをほとんどくれません。それほどの大事件だったのです)。
それはもうすっかり見てなかった頃でしたが、…それで、私より先にやめたはずの弟が視聴復活していることを知り、じゃあちょっと見てみるかなあと見始めたのが、復活のきっかけで、…まあ、ある意味トドメでした。
わかっていつつも、婚約解消してしまった(とアスランが明言した?)二人を見た後は、ずぅっと長い長いエピローグを見ているような気分でした。もう何が起こってもあまり驚きもしなくて、ただ毎回、はらはらと涙を流しながら見てました。

…あれさあ、今でもすごく疑問なんだけどさあ、最終的にキラとラクスをくっつけるならさあ、前半、どうしてこっちが身悶えるようなアスラクシーンを随所に入れてくださってたのかしら…スタッフさん…。どうせならさあ、もともと政略結婚なんだしさあ、お互いに特になんとも思ってないくらいの描写であればさあ、こっちも苦しむ事にもならなかったと思うんだけどなあ…。
思い出すたびに、悔しくなります。なんのための描写だったのか、なんのための展開だったのかって…。いやあ、そりゃこっちだってフィルターかかってるから、アスラクの幸せシーンが百倍増しで見えてたのかもしれんけどさあ…。
どうしても、思ってしまう。アスラク派もキララク派もキラカガ派もアスカガ派も全部取り込んで逃がさないぜ!っていう制作側の狙いだけのために、あの2カップルはいたんじゃなかろうな、って。もう中盤以降はアスラクが最終的に成立するわけないってわかるけど(OPとか…)結局逃げられなかったもんな…私……。主にアイキャッチに最後の希望をかけてるとこありました、ええ。
そりゃあ恋はするでしょうよ、若いんだし。辛い時、そばで支えてくれる人がいれば、気持ちが傾くのはわからないでもない。でも、それにしたってね…もうちょい描き様があったんじゃないかと思うわけですよ…。他にいっぱい描かなきゃいけないことがあるなら、…何故その要素を入れたのかが疑問になるし。メインキャラの心情の変化がもうちょいわかりやすく描かれていれば、きっとこんな納得いかない気持ちにはならなかったんじゃないかなあ。…だから思うんです。「キャラ」じゃなくて「展開」に振り回された、って。それで泣いたり笑ったりするのってホントしんどいです。一個人の感情のアップダウンを見てるよりもずっとずっとしんどいです。そう思うと、あの4人はちょっとかわいそうなところ、あるかも……。
また特に主役のキラとラクスがね…後半はちっとも人間に見えず…。感情移入できないどころの騒ぎじゃなかったからね、あれ。悟りすぎでしたよねどう考えても。ラクスは最初から不思議ちゃんでしたが、はっきり「アレ全部わざとやってる」ってわかるしね…。女って怖いね!私も女だけど!

ああ…めずらしくしっかりとグチを書いてしまった。
いつも思ってるけどいつもは「…書くのやめとこ」って思うことでした。
ちょっとスッキリ…したようなしてないような…。


でも、そもそもアスラクにハマってなければ、ここまで思わなかったんでしょうね。デュラララ!!見てる時、紀田くんに傾倒しすぎて後半苦しみまくってたのと同じで。そしてデュラララ!!は終わり方がよかった(少なくとも納得はできる)ものだから最終的にトラウマにならなかった、と。違いはそれだけ…。
他のアスラク派さんは、どうあのアニメを乗り越えたのか、少し気になります。


…でもこれ、今見ると…、キャラがいっぱいいるけど、主役達は主役達らしく、その周りの人たちもいい感じの分量で見せてくれてるところはすごい気がする。…なんか特に最近は、内容は悪くないのに、キャラが多すぎてまとまってないアニメあるもんなー。もうちょっと絞れば最終的に中途半端に終わる事もないだろうに…とか残念に思うこと、結構ある(主役から遠い人たちの淡い恋愛模様とかって、入れても「入れただけ!」みたいになりがちだからなー。そんなんやったらやらんほうがいいような)。
まあでもSEEDはたっぷり時間があったからね。普通の1クールのアニメとかと比べちゃかわいそうか。てか回想多いわ~…ほんと。「回想回」も多いんだよね。


しまった、なにげに来週の一挙放送を予約してしまった。
どこまでなら見ても平気かしら~。
フレイ様怖いです。当時はまだヤンデレという言葉はなかった…よね。
怪我してキレ気味のイザークにときめいた。自分でも最近気づいたけど、男のヤンデレは無条件に大好きです(例:エンヴィー、キレたカトル、遊戯王GXのヨハン)。いやリアルはあかんやろけど。でもなんでやろうこれ…。