「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

料理祭ですよ、料理祭!

2009-05-02 17:30:48 | パティシエごっこしましょ。
というわけで、ニコニコに投稿してきました~。
今回は至って普通(……)な編集なので、早かった…。

親友のために、ウエディングケーキ作ってみた。【料理祭出品作】


私が「人生でこんなにがんばったのは初めて。もう無理。」と言うほどに(……)
先月、大好きなブログすらほっぽりだして力を注いでいたものの正体が、これです。

親友のための、ウエディングケーキ。


式ではなく、二次会用だったんですけども…
その子のためにケーキを…しかも大事なウエディングケーキを作る、というのは…
長年の夢だったので、うれしいです。
すごく…大変でしたが、ものすごく喜んでもらえたので…
がんばって本当によかった、と思います。


どこらへんが大変だったかというと…
まず大きさ(二次会出席者は65人…)。
そして、形。
私は、ケーキは今までもいろいろ作ってますが…自分のケーキを重ねたことはまだありません。しかも3段…。

今回のケーキはこちらの本を参考にしてたんですが…
手作りのウエディングケーキと引き菓子―愛と祝福をこめて (講談社のお料理BOOK)
加藤 千恵
講談社

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これによると、ケーキを重ねる場合、崩壊を防ぐために専用のホルダーが必要らしい…。
…で、かなり真剣に探したんですけど…どうしてもこれが見つけられなくて…仕方なく、そのまま重ねることにしました。
自分ち用とかならともかく、おめでたい席なのだから、「ケーキが崩れる」という事態は極力避けたいところなのですが…。とにかく、見つからなくて…半泣きでした。

また、運搬も悩みの種でした。
自分の台所で作って、会場まで運ばなくちゃいけない…。車は、父に協力を頼めた(本当にすみませんそしてありがとうございます!)のですが…箱が。
ばらばらに作って、会場で重ねる。そこまではいい。
…一番下の段が入る箱がない。
さっきの本では「発泡スチロールの箱を用意して…」とあったので、これまたいろんなお店に探しにいったのですが…ない!…毎日泣きながらコーナンとかまで歩いてました…(コーナンは遠い…)。


そして。
披露宴で…最後に、来てくれた皆さんに、新郎新婦が手渡しする「プチギフト」ってありますよね。

あれも「やる!!やらせて!!」って言ってたんです、私。
この…でしゃばり女がっ!!
いや、だってさあ~~!せっかくなんだもん、やりたいんだもん!!


この型、cuocaオリジナルで、バレンタインに登場してたものですが…このプチギフトを引き受けてすぐ注文しました!めっちゃかわいい!
ハートの部分がへこんで焼きあがるので、そこにチョコを流し込みます。


これも70個近く必要で…最後のほうはフラフラに!

でもさらにこれを、一つづつラッピングをするというお仕事も!
…ここでも家族を巻き込んでました(長女の苦手なもの:ラッピングなど細かい作業)(……)。すみません、そしてありがとう!母&弟!

あと二次会で流す用の二人のプロフィールビデオ(スライドショー)とかも引き受けちゃったり…(もうしゃべるな)
どう考えてもでしゃばりすぎです…。そりゃ燃え尽きるわ!



でも…新婦は本当に喜んでくれました。

世界で一番大切な親友のために、ケーキを作ることができるなんて、
こんな幸せなパティシエは、他にいないと思う…。


この時のために、…こうやって、大事な人にケーキを作って喜んでもらうために、
私はパティシエになった。
…職業的にはもうパティシエではないけれど、
彼女のために、そしてすべての私の大事な人のためになら、
私はずっと「パティシエ」として、お菓子を作り続けられる。
そのことが、うれしくてたまらない。

おめでとう。そして、ありがとう!