「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

SEX and the CITY

2005-04-13 00:49:12 | 感想文
超有名・大人気の海外ドラマ、SEX and the CITY。
…前々から思っていたけど、これ、なんかいい呼び名はないのか…?
呼びにくい。SATCとネットとかでは呼ばれているみたいだけど、これって読みは「エスエーティーシー」で、いいの??

まあいいか。
このドラマ、死ぬほど有名だと思うので説明要らないかもですが…
つーか説明しにくいな、これ。なんだこれ?
「ニューヨークに暮らす4人の女性たちの本音の恋愛や生き方を、大胆に、でもいやらしすぎずに描写したドラマです。」
…オッケー?
なにが人気かって、その今までにない大胆なつくりもそうだけど、なにより主人公たちのファッションやらスタイルやらが人気なんだそうです。流行の最先端だったわけです。
私はファッションはあまり興味はないのだけど

…このドラマは好き。

たぶん意外。自分でも意外。
ケーブルのLala TVで9時からやってるんだけど、あのこれ、親がいる前では見れません。いないときにしか見れないよ…なんかやだな(笑)。セリフもすごいし映像もすごいし…いや、女同士の会話のときが一番やばい。ドラマの中では4人が普通にレストランとかでもそういう話をしてるんだけど、おいおいいいのか、という感じ。…イヤでも一応「料理が来るまでね」とは言ってたな。サマンサが自分のヌード写真をテーブルの上で広げてたとき。

そう、最初はサマンサのぶっとびぶりが好きになって、このドラマが気になりだしたんだ。
もうセリフ聞いてぶっとんだからね!「みちるさん、なんちゅーキャラやねん!(爆)」みたいな。(声優さんがセラムンの海王みちるさんと同じ方なんです)ナイスバディのハクリョク美人で、PR会社の女社長。パワーあふれる自信家で、4人の中で一番あけすけに話をする(笑)。プロフィールも「好きなもの:男」だし!!オンもオフも「常に勝負下着」らしいし…。「男には快感しか求めていない」だし!すごすぎる。強い女性です。でも一生懸命だし、前向きだし、彼女の生き方はともかく(笑)大好き。

4人で、誰が一番自分に近いかというと…シャーロットだなあ。あんなにお嬢様じゃないけど。
私が見た少ない回数の中では、ほっとんどいい目にあってないような気がするけど。だいじょーぶか!?

DVD借りて、最初からぜひ見てみたいドラマ。
自分に当てはまる事象はまったくといっていいほどないのですが…
でも好きなの。悩み、苦しみ、それをコラムにしている(=書いて残るものにしている)キャリーの姿。まじめで堅いミランダの葛藤。どこか夢見がちなシャーロット。強烈な自信と共に快楽に生きる(笑)サマンサ…みんな好き。

このドラマでやっぱり最重視されているのはこの4人の友情。
どんな話もできる。どんな悩みも相談できる。間違ってることははっきりとそう言う。時には激しくぶつかり合うけれど、男を相手に傷ついて、戻ってくればいつもみんながいてくれる、そんな固い、大人の女性達の友情。


今日、たまたま見たのは Season4 Episode2「the Real Me(素顔のままで)」
一般人のモデルとしてファッションショーに出ることになったキャリー。直前に、男友達に必死で頼む。
「お願い、サマンサを呼んできて。」
舞台裏で着々とヘアメイクをしているキャリーは、客席にいるサマンサをそこに求めた。自分に、自信が持てなくて。本物のモデルと一緒に舞台に立つなんてやっぱり無理だと。不安がつのって逃げ出したくて、だけどスタッフ達はみんな「大丈夫。」「最高だよ。」としか自分に言ってくれない。親友の緊急事態に走って舞台裏に来たサマンサに、キャリーは懇願する。「誰も本当のことを言ってくれないの。サマンサ、本当のことを言って!」サマンサはキャリーを見て、感激の声を上げる。「素敵!最高よ。どこから見ても本物のモデルだわ!」それはキャリーの不安をぬぐうためだけの言葉では決して、なかった。心からの賞賛に、キャリーはとたんに自信を取り戻す。それを見てすぐに、サマンサは客席に戻る。親友達と一緒に、舞台の上の「最高の」キャリーを見るために。
自信たっぷりに舞台を歩き出すキャリー。
だけど、見守る友人達の前で、キャリーは派手に転んでしまう。
騒然となる会場。
ここから逃げ出すか 開き直って立ち上がるか
キャリーは後者を選んだ。「なぜなら、現実の私は、転んでも立ち上がって進まなくてはならないから。」
その姿に、会場が沸く。
親友達は進む勇気をもらった。


…すごい、いい回だった!
素直に、終わった後に拍手を送りたくなった。
今さらっとまわってきたけど、この回はやはりかなり人気の高い回みたいで。そりゃそうだ。戦いながら生きているすべての女性に、あのキャリーの立ち上がる姿が魅力的に映らないはずがない。
でもラストシーンと同じくらい、私はその、サマンサを呼んで!というシーンが感動しましたのですよ。「…彼女ならズバッと言ってくれるわ!」いいねえ。そう言える人がいるっていいよ。あと、そういう風に言われる人も。


やっぱりDVDレンタルしなくちゃあ…。