夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

お酒大好き、タバコも愛煙者だった私は、改めて認知症の近道と学び、動顛して・・。

2023-06-04 16:08:13 | 喜寿の頃からの思い

過ぎし2004年(平成16年)の秋、
民間会社のある会社に35年近く勤めて定年退職した・・。

この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

こうした中で遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。

そして年金生活を始めた当初は、解放感でお酒大好きな私は、
現役サラリーマン時代と同様に、日本酒、ビールなどを、
こよなく愛飲したりした・・。



やがて2010年(平成22年)の秋、私は66歳の健康診断の時の結果、
『糖尿病の疑いがありますので、内科に受診して下さい』

と明記されてしまった。 

私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・
何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医院長に懇願した。
 
そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、蒼色吐息のような表情で、
内科の医院長のアドバイスを聴いたりした・・。
 
私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。
 
やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、
 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
 
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら、
野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。
 
そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。
 
          
 
こうした中、私は最寄の内科に、
8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外は、ほぼ優等生となって、改善努力の成果となっている。

この時、医院長より指針とされたことは、
糖尿病の指標となる血液検査項目の
HbA1cに於いて、
糖尿病の境界値である6.5%を切れば、糖尿病予備群となります、
このようなことを言われたりした。

そしてこうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
 
しかしながら家内は、糖尿病の予備群ですから、程々に注意して下さい、
と言われる時もある。


このように私は、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、
そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、早や13年目となっている。


過ぎし2019年の新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、
私は心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。

そして『榊原記念病院』に到着後、10数名の医療スタッフの中で、
私は中央診察台で心電図、造影剤を入れてカテーテル、そしてCTスキャンなどの精密検査、
或いはレントゲン終えたのは、早朝3時半過ぎであった・・。

やがて『胸膜炎』(追記・急性冠症候群)と病状とされ、しばらく経過観察したく・・
と入院が余儀なくされて、結果的に8泊9日の入院となったりした。

こうした中、退院の一日前、40代の男性の担当医師より、
『私もタバコを喫っていましたが、やはり身体によくないと思い、
3年前にやめまして・・貴方もタバコやめることはできませんか・・』、
と私に言ったりした。



過ぎ去り遠い年、若き大学一年のワンダーフォーゲル部に加入して、
10泊11日間の夏季合宿に於いて、中日(なかび)が休息日であったりした。

こうした中で、先輩がタバコを喫っていて、
私も真似事のようにタバコを喫ったりした。

これ以前に中学3年の時、いたずらでタバコを喫ったりしたが、
担当の先生より、これから志望した高校は、退学になるから・・、
と私は忠告を受けたりしたので、
これ以降は、もとよりタバコは無縁となったりした。

この夏季合宿した後、タバコを喫い始めて、
まもなく映画、文学青年の真似事をしている時、
やがて敗退した後の長きサラリーマン時代の34年間に於いて、
タバコを喫いながら、物事を思案したり、思考したりしてきた・・。

こうした習性が長年続き、タバコを禁煙したならば、
言葉とか文章が、脳裏より舞い降りて、こなくなるかもしれない、
と危惧したりした。




或いは定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた後、
中学時代の同級生の有志により、私の退職祝いを開催してくれたりした。

この時、同級生の好感している女性のひとりから、
XXくん・・タバコをまだ喫っているの・・、
と言われたりした。

或いは男性の同級生より、
俺は・・孫が出来た時、3年前にやめたょ・・、
と私は言われたりした。

やがて65歳の頃、健康診断の時、女性スタッフより、
XXさん・・タバコをおやめできませんか・・、
と私は言われたりした。

こうした時、タバコは・・一生のお友達ですから・・、
と御苦笑しながら、抗弁したりしてきた。



こうした経過もあり、4年前の入院先で、ベットに腰掛けていた私は、
担当医師より、『私もタバコを喫っていましたが、やはり身体によくないと思い、
3年前にやめまして・・
貴方もタバコやめることはできませんか・・』、
と私に言ったりした。


私は、困ったなぁ・・と溜息をしたりした後、
『これを機会に、タバコやめます!』
と私は担当医師に向かって言ったりした。

そして自身を鼓舞するように、人生は気合だ、と心の中で叫んだりし、
これを機会にタバコにお別れとなったりした。

こうした根底には、やはりタバコは身体に良くないと、担当の医師から進められて、
何かを断念しなければ、この先はないと思い、断腸の思いで禁煙したのは本音であった。

断念しなければ、この先はないと思ったからである。




こうした深情のある私は、順天堂大学医学部名誉教授の新井平伊さんが、
【 日刊ゲンダイヘルスケア 】に於いて、
『認知症治療の第一人者が教える 元気な脳で天寿を全う』と題された連載寄稿文を
私は偶然に読み、動顛させられたりした・・。

2022年11月8日に配信された
『酒を飲む人、少し飲む人、飲まない人…認知症になりにくいのは?』、
於いて、要旨の箇所を無断ながら、転載させて頂く。

《・・たばこは、がん、心臓病や脳卒中などの循環器疾患、高血圧や糖尿病、
脂質異常症などの生活習慣病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめとする
呼吸器疾患のリスクを上げます。

喫煙者は、認知症になりやすいといわれるのは、
たばこに含まれる有害物質が血管を傷つけ、生活習慣病を悪化させるから。
脳に間接的に悪影響を与えるのが、たばこです。

一方、アルコールは、ダイレクトに脳に影響します。
精神活動を活発にする大切な物質として、アセチルコリンがあります。

アルコールは、アセチルコリンの働きを低下させ、
記憶系を障害するという結果が動物実験で出ています。

(略)

アルコールを日常的に摂取する生活は、
食生活の乱れにつながり、肥満、あらゆる生活習慣病のリスクを高めます。

偏った食生活は、ビタミン、ミネラルの不足を招きます。
その結果、副次的に脳へ影響を与えるのです。

■物忘れが気になり始めたらまずは酒量を減らす

アルコールは、睡眠の質も悪化させます。
寝つきこそいいものの、アルコールの入眠作用は数時間で切れ、
そのあとは、アルコールの代謝物質アセトアルデヒドの覚醒作用で深い眠りが減り、
浅い眠りが増えます。

また、アルコールは利尿作用があるので、夜間に尿量の多い状態「夜間多尿」を招きます。
睡眠の質の低下は、認知症を起こしやすくすることは、研究で明らかになっています。

アメリカで行われた大規模研究で、酒を飲む60歳と飲まない60歳の脳の萎縮度合いを調べました。
つまりは、認知症のリスクの程度を比較したのです。

すると、萎縮が少ないのは次の順番でした。

1位…酒を飲まない人
2位…少量だけ飲む人
3位…大量に飲んでいたがやめた人
4位…大量に飲んでいる人

アルコールの害について、これまであまり言われてこなかったのは、
アルコールが体に与える影響が、たばこと肺がんの関係ほどストレートではなく、
医学的なエビデンスが弱かったから。

少量飲酒は、認知症予防に有効だというデータが過去には発表されてもいることから、
「適量ならいいんでしょ」と考えている人もいるかもしれませんね。

しかし私は、少なくとも物忘れが気になっているようなら、
お酒の量をまずは減らすことをおすすめします。
今後の人生を決めるのは、あなたです。・・》

注)記事の原文、あえて改行など多くした。



私は脳が萎縮がどれだけか、不明であるが、

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