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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

美人歯科医のその後・・。

2005-02-17 17:59:58 | 定年後の思い
四日前でした。

こぎれいなシャツと新しいセーターを身に付け、歯科医院に行きました。
冬のあいまの小春日和のような爽やか昼下がりでした。

何時ものように、受付の女性と軽くジョークを飛ばし、診察時間を待っていました。
診察時間が来たので、治療室に入りました。

『あれ・・』と私は小さな声で言いました。
定例からすると、黒木瞳を若くした女医さんですが、目の前いるのは、三十五、六の男性の医師でした。

『いかがしましたか。その後、痛みましたか・』と男性の医師は言った。

『いや、別に痛みませんでした』と私はうつろに言った。

私は、この前に帰るとき、あの女医さんとおしゃべりした時、顔は見ていましたけれど、チラッと胸元を見てしまった・・あれで、嫌われたかなぁ、と治療を受けている間、しばらく考えていました。

帰りがけ、受付の女性に
『どうでもいいんですが、いつもの先生は・・』と訊いた。

『あの先生ですか・・大学病院で特別研修とか、当分こちらには見えません・・』と言った。

帰路、家に向っているとき、
『特別研修はどうでもいいけど、何時になったら、あの先生に逢えるのかなぁ』と思った。

家に帰ると、
家内は『早かったじゃないの、お茶でも呑みますか。貴方、少し、元気ないみたい』と言った。

『別に・・』明るい声で答えた《泣く》

本当のことは、言えねえょ、と内心つぶやいた。



コメント (1)
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