夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

蝉(セミ)、鈴虫(スズムシ)、蟋蟀(コオロギ)、私の住む小庭では・・。

2015-08-14 14:24:12 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であり、
雑木の多い小庭の中で、古びた一軒家で家内と共に生活している。

今年の熱さは異常高温で、35度以上の猛暑日が8日連続となっは8月7日で、
観測史上新記録となった後は、11日の猛暑日を除き、30数度の平年の夏になっている。

この間、平素の買物は私が我が家の専任者となり、家内から依頼された品を求めて、
駅前までの片道徒歩20分ぐらいのスーパー、専門店に歩いて往復するのが通常であったが、
やはり猛暑の中、熱中症で倒れて救急車で運ばれて、目覚めたら病院のベットの上だった事態は、
何かと単細胞の私でも困苦するので、路線バスに乗り、車内の冷気に甘えて往復したりしてきた。

この後の自宅から3キロ以内の散策も、近回りして歩くことが多くなっている。
          

こうした中で、我が家の小庭の手入れは、私の責務であるが、
何よりも暑さに苦手な私は、サボり果ててきた・・。

我が家の敷地は変形の為、家屋を建てる当時から玄関庭と主庭に別れているが、
樹木の枝葉は伸び放題、草も茂って純白のタマスダレの花、淡紅色の秋海棠(シュウカイドエ)の花も、
雑草の中で咲いているような状態となっている。

こうした状況の中で、一番喜ぶのは鈴虫(スズムシ)、蟋蟀(コオロギ)かしら、
と私は微苦笑を重ねたりしてきた・・。
          

昨今、小庭では朝に於いては鈴虫(スズムシ)が鳴いて、蝉(セミ)も負けじと盛んに鳴いて二部合唱となり、
日中の暑い中は、蝉(セミ)が独壇場のように、今鳴かなくていつ鳴くのよ、
といったように喧(やかま)しく鳴き響いてきた・・。

こうした中で、鈴虫(スズムシ)の鳴き声が聴こえないのは、
日中はお休みの睡眠時間の最中で、夕暮れの6時過ぎに目覚めるのかしら、と私は解釈したりしてきた。

そして夕暮れの6時過ぎになると、蝉(セミ)は鳴き声が途絶える・・。
私は暑さの日中に蝉(セミ)は盛んに鳴いていたので、
きっと鳴き疲れてお休みの睡眠時間になったと思ったりしてきた。

鈴虫(スズムシ)は夜行型、蝉(セミ)は日中型、と少しボケた私でも理解は出来るが、
我が家の蟋蟀(コオロギ)は、何故かしら耳をすませないと聴きもらす・・。

夜のひととき、鈴虫(スズムシ)の盛大な合唱の中、
定年退職後に何かと気弱になった主(あるじ)の私の気持ちを察してか、
蟋蟀(コオロギ)だけは、少し遠慮しながら鳴いているのである。

そして私は愛(いと)おしく、少し哀れな蟋蟀(コオロギ)であるが、
やがて初秋になれば、蝉(セミ)は消え果てるので、ライバルは鈴虫(スズムシ)となる。

しかしながら鈴虫(スズムシ)も夏の間、盛大に鳴いてきたので、
疲れ果てて、少しはおとなしくなるかしら、と私は秘かに願ったりしてきた。
                    
    
このように思いながら過ごしてきたが、 本日の早朝、玄関の軒下に下り立つと、
微風が吹く中で、心も身もゆだねると心地よく、初秋の気配を感じ、
鈴虫(スズムシ)の合唱を聴きながら、と実感を深めたりした。
          

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