初めに、日本の平均寿命を見てみましょう。
厚生労働省の「令和5年簡易生命表」によれば、2023年の0歳時点での男女の平均寿命は以下のとおりです。
・男性:81.09歳 ・女性:87.14歳
女性のほうが男性に比べて、6年以上寿命が長くなっています。
また、特定の年齢まで生存する人の割合は、以下のとおりです。
〈男性〉 ・40歳:98.3% ・65歳:89.5% ・70歳:75.3% ・90歳:26.0% ・95歳:9.2%
〈女性〉 ・40歳:98.9% ・65歳:94.4% ・70歳:87.9% ・90歳:50.1% ・95歳:25.5%
平均寿命以上の90歳まで生きられる人は、男性が26.0%、女性が50.1%となっています。
男性は4人に1人、女性は2人に1人が90歳まで生きられることがわかります。
☆健康に生きられる「健康寿命」は何年?男女別に解説
では、健康に生きられる「健康寿命」は、何年なのでしょうか。
内閣府が公表している「令和5年版高齢社会白書(全体版)」によると、
2019年度時点での男女の健康寿命は以下のとおりです。
・男性:72.68年 ・女性:75.38年
男性は約73年、女性は約75年が、健康に生きられる年数とされています。
調査時点から約10年前の2010年時点では、男性が70.42年、女性が73.62年のため、
2~3年程度健康寿命は延びているといえます。
一方で、男女どちらも平均寿命や健康寿命が延びているため、男女差は縮まっていません。
「女性のほうが男性よりも長生き」という事実は、数年変わっていないようです。
では、健康寿命を延ばしてより長生きするには、何を心がければよいのでしょうか。
次章で解説します。
☆健康寿命を延ばすために心がけたいポイント3つ
健康寿命を延ばすために心がけたいポイントは、以下の3点です。
・適度な運動をする
・バランスのよい食事を摂る
・過度な飲酒・タバコを控える
健康寿命を延ばすには「生活習慣の改善や見直し」が必須です。
健康に気を使うことが、ストレスにならないような範囲で、心かげてみましょう。
☆適度な運動をする
適度な運動をすることで、筋肉の衰えを防ぎ体力向上につながります。
「令和5年版高齢社会白書(全体版)」では、75歳以上の人で運動習慣のある人は、
男性が46.9%、女性が37.8%となっています。
75歳以上で運動習慣のある人の割合は、20~64歳、65~74歳よりも多く、
運動で健康に気を遣っている人が多いようです。
ウォーキングやジョギング、スクワットといった簡単にできる運動を
日常に取り入れれば、体力の低下を防げます。
☆バランスのよい食事を摂る
食生活に気を使うことも、健康寿命を延ばすためには、重要なポイントです。
特に気をつけたいのが「脂質や糖質の摂りすぎ」や「塩分過多」です。
どちらも過度な摂取は、生活習慣病を引き起こしたり、
大病の原因となったりする可能性があります。
一方で「食べなさすぎ」もよくありません。
栄養が不足してしまうと、頻繁に体調を崩す原因となってしまいます。
適切な量をバランスよく食べるのが大切です。
☆過度な飲酒・タバコを控える
過度な飲酒やタバコを控えることで、寿命を延ばせる可能性があります。
飲酒は、適度であれば趣味の一つとして確立できますが、
深酒や大量のアルコール摂取は、体に害をおよぼす場合があります。
適量を適切な頻度で飲むことが重要です。
また、タバコは健康に重大な影響を与えかねません。
タバコには依存性の強いニコチンと、
体に直接的な害をおよぼすタールなどの物質が含まれており、
いつまで経っても止められずに、体を蝕んでいく可能性があります。
できれば早いうちから禁煙やタバコ依存の脱却を試みて、
体への影響を少なくしたいところです。・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
食事に関しても、気ままに三食を食べたりしている。
これ以来、長年愛煙家のひとりであった。
過ぎし2019年、予告もなく私は、新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、
心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。
やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。
こうした中、退院の一日前、40代の男性の担当医師より、
貴方もタバコやめることはできませんか・・』、
と私に言ったりした。
私は、困ったなぁ・・と溜息をしたりした後、
『これを機会に、タバコやめます』
と私は担当医師に向かって言ったりした。
そして自身を鼓舞するように、人生は気合だ、と心の中で叫んだりし、
これを機会にタバコにお別れとなったりした。
こうした根底には、何かを断念しなければ、この先はないと思い、
断腸の思いで禁煙したのは本音であった。
お酒に関しては、お酒大好きだった私は、糖尿病の予備軍となり、
原則として、旅行、冠婚葬祭、懇親会など以外は、5日毎にビールのロング缶をたった一本、
呑む身となっている。
このような私でも、まもなく