夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

落語家のヨネスケさん、散歩でお金をかけず健康維持、78歳の私は学び、微笑みを重ねて・・。

2023-01-23 14:54:07 | 喜寿の頃からの思い
先程、ときおり愛読している【 日刊ゲンダイ 】を見ていたら、
『 74歳のヨネスケさんは散歩でお金をかけず健康維持 
     よく行く庭園は入場料もタダ
          【おひとり様の老後は楽しい】 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、



こうした中、齢を重ねるたびに、体力の衰えを実感させられ、
物忘れも時折あり、やむなく独り微苦笑したりしている。












【おひとり様の老後は楽しい】  ヨネスケさん(3)


             
「いってみれば、私も正真正銘のいわゆる独居老人なわけだけど、
テレビのドキュメンタリーで描かれるような悲惨さはありませんよ。

昔ならともかく、人生100歳時代のまだ74歳。
やりたいことも、まだまだありますしね」 

約8年前に、はじめたひとり暮らしの日々だが、
ヨネスケさんの表情からは、悲哀の色はまったくうかがえない。

 「そりゃ、部屋でひとりっきりになったとき、
ふと寂しいと感じることがないとはいいません。

でも、それは家族と一緒に暮らしていたって、
誰でも感じることはあるんじゃないんですか。
寂しさを・・・。

“自業自得”とはいえ、結果として自由を選ぶことになったわけだし、
 気兼ねなく、いろんなことができるという良さもある。
なんでも前向きに考えなきゃ」  

ひとり暮らしの寂しさを心配してか、
まわりにはペットを飼っては、どうかと勧める人もいるという。

 「ペットは、たしかにかわいいですよね。
でもね、なんといっても死んじゃったときの別れがつらいでしょう。

それに、仕事で旅も多いし、夜遅く帰ってくることもある。
たとえば、犬はかわいいけれど、ひとりにしておくのはかわいそう。
 散歩させなきゃいけないしね。  

もっとも、私が子どものころ、まわりにもいっぱい犬はいたけれど、
 いまの都会生活のペットと違って、飼うのは、まず屋外でしたよね。

それに『はい、散歩に行くよ』なんてことはなくて、
犬は好き勝手に歩き回っていたけどね。

もちろん、ペットフードなんてなかったから、
なんか適当に食べていましたよね・・・(笑)」  




そんなヨネスケさん、犬と一緒ではないが、
時間のあるときには、よく散歩に出ているようだ。

 「とにかく街歩きが好きなんですよ。
人を見ているのは、飽きないし、楽しい。

それにちょっと歩けば、
甘泉園(公園・徳川御三卿だった清水家の下屋敷跡)もあるし、
細川庭園(正式名・肥後細川庭園)もある。
どちらも、そりゃ見事なものですよ。

天気のいい日なんか最高ですよ。
いい運動になるし、最近脚が衰えてきちゃっているから、
トレーニングにもなる。

太陽の光を浴びると、セロトニンって物質が頭の中に出て、
気分がよくなるらしいし、
老化防止には、歩くのがいちばんいいっていうじゃないですか」  



そう語るヨネスケさんの顔は、かすかに日に焼けていて、
健康そうだ。

オシャレなスポーツウエアに身を包んだ体も、
引き締まっているように見える。 

「なんてったって、大殿様の屋敷だったところだから、
とにかく広い。

一歩足を踏み入れたら、都会のど真ん中とは、とても思えない。
とくに細川庭園はすごい。
大きな池があったり、すごい灯籠があったり、
植木も見事なものですよ。

歩道を歩いていると、きれいな花も咲いている。
坂や階段もあるから歩いているだけで、
なんか健康にいい感じがするし、すがすがしい気持ちになれる。

気が向いたら、風景とか花の写真を撮ったりするんですよ。
人に見てもらったり、ヒマなときに見て楽しんだりしてね・・・」 

庭園内では、見知らぬ人と挨拶を交わしたりするが、
これも人好きを自任するヨネスケさんにとっては、心地いい瞬間だ。

「疲れたら、ちょっと休んでボーッとしたり、考えごとをしたり」
とゆったりした時間を楽しんでいるようだ。

 「家で塞ぎこんで、ジッとしていたってはじまらない。
とにかく外に出て歩いてみることですよ」  

ヨネスケさんにとって、上機嫌でひとり暮らしを過ごすためには、
散歩は欠かせないようだ。そしてこう付け加えた。 

「こんな見事な庭園が、入場料はタダ。信じられませんよ。
お金がなくたって、楽しいことはいっぱいあります」・・

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、
《・・落語家のヨネスケさん、散歩でお金をかけず健康維持・・》、
78歳の私は
学び、多々共感させられ、微笑みを重ねたりした・・。

しかしながら、私はペットは苦手であるし、
都心の公園は、人出が多いので、少ないと思われる時節に訪れたりしている。


私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に、
農家の三男坊として生を受けたけした。

やがて都心の高校に通学して以来、都心の底知れぬ魅力に圧倒的に魅了され、
通勤を含めて45年ばかり彷徨(さまよ)ったが、
定年後に年金生活を始めて、私の住む3キロ範囲を歩き廻るのが、何よりも心身安らぎを得ている。


            

そしてここ10数年、デパートに買物、懇親会、冠婚葬祭などで都心に出れば、
人出の多さに疲れ果て、やがて我が家の最寄駅のひとつ『成城学園前』駅に降り立つと、
何故かしら安堵している。

こうした中は、自宅から3キロ範囲にある遊歩道、小公園、住宅街を歩いたりし、
ときには45分ばかり歩くと深大寺があり、隣接した処に都立・神代植物公園があり、
年金生活の中、幾たびも尋ねたりしてきた。




私が自転車で通学した神代中学校があり、
近くに開園する前の都立・神代植物公園になる雑木林の地域があり、
私は自転車で、下校後に学友と周辺を自転車で廻ったりしてきた・・。

やがて私は、1960年(昭和35年)の春に卒業して、
そして1961年(昭和36年)秋に、開園になったりしてきた。


この後、季節の変わるたびに訪れてきた・・。

やがて2004年(平成16年)の秋、ある民間会社を定年退職後、
多々の理由で年金生活を始めると、
月に2回ぐらい訪れて、季節の移ろいを享受されたりした・・。

こうした根底には、小学生の頃までの生家の情景を思い馳せて、
心のふるさとの情景・・思い重ねたりしてきた・・。



私の住む地域に於いては、毎年、11月3日の『文化の日』の頃から、
あまたの落葉樹の葉は、朱色、紅色、黄色などに多彩に染め始め、
やがて11月23日の『勤労感謝の日』の頃になると、
周囲一帯までは朱色、紅色、黄色、茶褐色などに染められる錦繍(きんしゅう)の情景となっている。

今年は、平年より暖かな秋を迎え、都立・神代植物公園、周辺は、
落葉樹の色合いは・・と思いながら、訪れたりした。

そして数10枚の写真を撮り、ともすれば忘れがちな情景を、
記憶のかたみとして、撮ったりした。

そして技量の乏しい私は、せめて心の思いは・・と思いながら撮ったりした。




こうして私は年金生活を始めて、早や19年生になるが、
つたない定年退職時まで歩んだ私でも、人並みに程々の年金を頂き、
閑静な時に自由に散策ができることに、改めて倖せを感じたりしている・・。
コメント
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