夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「直葬」、「一日葬」など葬儀が多様化、78歳の私は学び、やがて・・。

2023-01-03 07:37:30 | 喜寿の頃からの思い
昨夜、ときおり愛読している【 マネーポストWEB 】を見ていたら、
『 「直葬」「一日葬」など葬儀が多様化 
     親子・きょうだいで事前に話しておくべきこと 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、一代限りの身の為か、
私は家内には、俺が死んだ時は家族葬で、
和花と音楽に包まれて、出来うる限り質素にして貰いたい、
と20年前の頃から言ったりしている。
 
これまでの私は、父親、祖父、次兄、母親、そして親戚の叔父、叔母、
或いは知人などの数多くの葬儀に参列してきた。

こうした中で、自宅で通夜、告別式、或いは寺院の斎場で通夜、告別式が執り行われ、
多くの会葬者を観たりしてきた・・。

 
私はサラリーマンを定年退職した引退の年金生活18年生の身であり、
官公庁、民間会社で栄達された人とは、遥かに遠い平凡な人生を歩んできた・・。

そして遠い親戚、知人、友人も高齢者の方が多く、わざわざ通夜、葬儀に参列して頂くより、
これまでの私の人生の歩みで、欠かすことのできない血は水よりも濃いと称せられる親族で、
ささやかに葬儀をしてもらいたい、と願っている。
 
こうした中で、家内はもとより、長兄夫妻、長女の妹の夫妻、次女の妹、長兄の子供である甥のふたり、
そして家内の妹夫妻、そして家内の母が存命であったら加わって欲しい・・
このくらいの親族の一部の最小限のメンバーで通夜、告別式を執り行って、家族葬の形式と念願している。

 
確か10年前の頃、式場の内部が、自宅の居間のような形で、片側に御棺を置き、
広いテーブルで食事やお酒を飲食できる会場もあると知り、
私は微笑んだりした。
 
通夜の日、御棺の周りは私は幼年期は農家の児として育ち、
日本風土の土に還るので和花を中核として、欧米の書物、映画、音楽も少し愛してきたので、
洋花も添える。
 
テープルには、食事処から取り寄せた和食、洋食を食べて頂き、
煎茶、コーヒー、紅茶などを飲んだり、ウィスキー、ワイン、日本酒、ビールなど吞んで頂いたり、
私の生前のこぼれ話しをし、談笑して頂く・・。
 
人は誰しも故人の心の奥に秘めた心は解らないが、とりとめなく話して、
あの時は・・と笑って下されば充分である。

 
こうした中で、音楽が静かに流れれば、と念願したりしている。

選定する曲としては、今、瞬時に思い浮ぶ曲としては、
唱歌の『ふるさと』、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第8番 『悲愴』、
交響曲第9番の第三楽章、アルビノーニのアダージョ、ショパンの練習曲作品10-3 『別れの曲』・・
この5曲ぐらいは・・と思ったりしている。

 
翌日の告別式は、このメンバーで自宅の居間のような形の式場に集合し、お線香一本を上げてもらい、
この後は火葬場に行き、ふたたびこの式場で、
お好みの飲み物を吞みながら、食事をして談笑して頂いた後、散会する・・。
 
そして私の生家は曹洞宗なので、やはり実家の墓地のある寺院の方に読経して頂くが、
通夜、告別式の5分ぐらいの簡略なお経でよい、と思ったりしている。
 
このような葬儀は、私の実家にしても、親戚にしても、前例がなく、
もとより兄妹は大いに戸惑い、
なぜ実家の墓地のある寺院の斎場で、通夜、告別式を行わないの、と予測されるが、
水戸黄門の印籠のように、故人の遺志である、と家内が明言し、了解を願いたいのである。



このような思いを10年前の頃、思い深めていたが、
ここ数年は、少し修正を思案してきた・・。

私の親族関係者は御歳を重ねてきたので、通夜、告別式で、
二日間参列して頂くことに恐縮し、
昨今、『一日葬』を学び、これだったら高齢者にピッタリかしら、
と私は微笑んだりした。

何かしら火葬場もあり大きな斎場で、朝の10時半頃に集会し、
ある指定ホール場所で『告別式・出棺』して、
火葬場に移動して『火葬・お骨上げ』した後、
再び指定ホール場所で『精進落とし』した後、散会する。

このようにすべて大きな斎場の館内で施行できるので、
参列して下さる高齢者の御身体にご負担が少ないと思ったりしている。



いつの日、家内より私が亡くなった時は、このように念願しているが、
家内に先立たれ、私が『おひとりさま』の生活した後、急死した時は、
果たして葬儀の形態は・・と思ったりしている。

このような深情を秘めた私は、今回の《・・「直葬」「一日葬」など葬儀が多様化・・》、
改めて真摯に学びたく、記事を読んでしまった。

この記事は、『週刊ポスト』の2023年1月1・6日号に掲載された記事で、
関連の【 マネーポストWEB 】の『相続・終活』に於いて、1月2日に配信され、
無断であるが、記事を転載せて頂く。



葬儀の手順を知ったうえで、しっかりと見積もりを取っておきたい(写真:イメージマート)
葬儀の手順を知ったうえで、しっかりと見積もりを取っておきたい(写真:イメージマート)

ここ数年、コロナ禍で年末年始の帰省を自粛する時期もあったなかで、
家族がゆっくり話し合える機会は有意義に活用したい。

「葬儀」もその一つかもしれないが、その常識も大きく変わっている。

もともと、身内だけの「家族葬」が増えていたなか、
新型コロナの拡大で、その流れが加速した。

葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子氏が言う。

「緊急事態宣言下の頃は、身内だけの葬儀が、ほとんどでした。
最近それが少しずつ戻り、知人・友人もお別れに訪れる葬儀になっています。

病院や老人ホームの面会制限が厳しいので、
最後のお別れは、しっかりやりたいということでしょう。
ただし、通夜ぶるまいなどの会食は自粛することが多いです」

元通りになったものもあれば、そうでないところもある。
別掲表は、一般的な葬儀の12のプロセスだが、
コロナ以降に増えたのが、通夜を省略する「一日葬」だ。

吉川氏が言う。

「一日葬を選ぶ場合も、家族が“手順を省略してしまった”などと
負い目を感じる必要はありません。

昔は、家族が夜通し遺体に付き添う夜伽という習俗があり、
そこにお別れしにくる人が増えて、儀式化したのが通夜です。
一日葬は、昔のように通夜を家族だけで、過ごすかたちに近いとも言えます」

また、告別式もやらず火葬のみの「直葬」という選択肢も出てきた。

「火葬のみでも、亡くなってすぐ火葬場に行くのではなく、ご遺体を安置します。
法律でも亡くなってから24時間は、基本的に火葬できないと決まっている。
最近は友人・知人が、その安置場所にお別れをしたいと訪れるケースもあります」(吉川氏)

 

コロナ禍を経て変わりゆく葬儀の手順。基本となる12のプロセス
コロナ禍を経て変わりゆく葬儀の手順。基本となる12のプロセス




☆迅速に共有しておきたい「声がけリスト」

葬儀が多様化するなか、親子・兄弟で何を話しておけばいいのか。
吉川氏は、「久しぶりの帰省で家族が揃うなら、まず一緒にお墓参りに行くといい」とアドバイスする。

「いきなり本題に入るのではなく、
一緒にご先祖に思いを馳せ、お墓をどう守っていくかを話す。

先祖代々のお墓がある家では、親が元気なうちに、
次の世代になった時に、どう受け継いでいくかを話し合っておくことも大事。
その流れで葬儀は、どうするかと話を広げていくと自然でしょう」

親が自身の葬儀に強い希望がない限り、急いで詳細を決める必要はないが、
親子で迅速に共有しておきたいのが「葬儀の声がけリスト」だという。

「親が亡くなった時、必ず出てくるのが
“誰に連絡したらいいかわからなかった”という声です。

特に同居していないケースでは、普段の付き合いも把握できない。
手がかりとなるアドレス帳なども、携帯電話の普及で使う人が減りました。

リスト化までいかなくても、親の付き合いを把握するキーパーソンのような人の連絡先だけは
聞いておくといいと思います。
誰に声をかけるかが把握できれば、自然と葬儀の規模感もわかる」(吉川氏)

規模がイメージできたら、複数の葬儀社から見積もりを取るのが望ましい。
「子供が地元の葬儀社3社ぐらいから見積もりを取れば、
地域の相場がわかる」(吉川氏)

「以前は見積もりと実際の請求額が、大きく異なる葬儀社もありましたが、
今はなくなってきた。

一方で注意したいのが、ネットの宣伝で出ている費用と
実際に見積もりを取った際の額が大きく違うというパターン。

火葬だけの費用にしても、地域によって値段が違ってくる。
宣伝にあるのは最低料金で、安置室を使ったりドライアイスを追加すると高くなる。
慌てて見積もりも取らずに安い値段の広告を見て頼んだら、後から高い請求書が来ることもあるのです」


葬儀費用では、僧侶へのお布施もある。
日本消費者協会によるお布施額のアンケート調査など、
目安となる額はネット検索などで調べやすくなった。

前述した一日葬の場合、僧侶にお経をあげてもらうのは、
告別式だけになったとしても、お布施が半分になるわけではない。

「また、一日葬でも会場は2日間借りて祭壇を作るので、会場費は変わらない。
通夜・告別式の両方やる葬儀の半額にはなりません。
3割引き程度が目安です」(都内の葬儀社の営業担当者)

遺影もあらかじめ選んでおけるとスムーズだ。

「喜寿や米寿といったお祝いごとを利用して、
元気なうちに遺影を撮っておくのも、おすすめです。

例えば90代の方が亡くなった場合、
直前の写真より70~80代の頃の写真を選ぶ人も多い。

親と子が一緒にアルバムを見ながら、
“これいいね”といった具合に自然に進められるのが理想です」(吉川氏)

こちらも親子で一緒に考えていくことが大事だ。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。 

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