先程、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ていたら、
『 人生100年時代の終活 最初に取り組みたい“終活3項”とは 』
と題された見出しを見たりした・・。
私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。
こうした中、ときおり私たち夫婦は、いつの日にか介護・要になってしまった時、
そして葬儀、お墓、やがて残された方が『おひとりさま』の生活など関して、
漠然としながらも話し合うことがある。
こうした深情を秘めている私は、今回の《・・最初に取り組みたい“終活3項”とは・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、真摯に記事を精読してしまった・・。
この記事の原文は、『女性セブン』の2019年12月19日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン 】に12月8日に配信され、
無断であるが記事の殆どを転載させて頂く。
《・・人生100年時代の終活 最初に取り組みたい“終活3項”とは
昔は墓や葬式の話をするのは、“縁起でもない”といわれたが、
今は、元気な高齢者が「終活してます!」と、素敵なライフスタイルとして語る姿をよく見かけるようになった。
ひと昔前より確実に長くなった、老後の過ごし方を見直す時が来ているかもしれない。
終活をすれば、“今生きることが楽しくなる”という終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんに取材した。
★まずは3つの“終活のウオーミングアップ”
武藤さんの終活セミナーに集まる中高年の受講者に、
人生100年時代だと告げると、「そんなに生きたくない」という声が大勢を占めるという。
「みんな長生きが、リスクだと思っているのです。
お金が足りるか、元気でいられるか、家族が嫌な顔をしないか・・・と、
不安や悲観でいっぱい。
本来、生きることは、喜ばしいこと。
リスクをきちんと把握して回避し、生き甲斐のある人生にするのが、終活なのです」と言う武藤さん。
今の70歳が100歳になる2050年には、100歳以上が50万人を超える見通し(*)。
「人生100年」は現実なのだ。
【*厚生労働省「男女別百歳以上高齢者数年次推移」、
国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」より】
「終活という言葉は、ある程度知られ、みんな気になって考え始めていますが、
実際に行動する人は、まだ少ないですね。
具体的には
●介護・病気の告知や延命治療
●財産の相続
●葬儀や墓について意思表示や準備、
●生前整理(家の片づけ)などをしますが、
いずれも日常とは、少し距離があり、いきなり取り組むのは、ハードルが高いかもしれません。
もっと身近な“終活3項”から始めることをおすすめしています。
【1】家の中の危険を点検・排除
生前整理の前に。高齢者のけがや事故の多くは、家の中での発生。
それがもとで、寝たきりになることもあります。
たくさんの物を捨てて、整理することもいずれ必要ですが、
まずけがをしない暮らしの意識を持つことが終活の第一歩。
動線をふさぐ物を片づけましょう。
【2】財産の把握
わからないと、無駄も不安も増えます。
貯金通帳、カード類などをすべて並べ、管理しきれる数に減らしましょう。
これは服や物にもいえますが、把握するだけでも整理のスイッチが入り、楽に減らせます。
相続を考える時もスムーズ。
【3】定期的な健康診断
死ぬまで元気で、人生を楽しむことが、終活最大の目的です。
病気にならないよう重症にならないよう、かかりつけ医と手を携えて健康管理を」
★思いを形にして伝えるエンディングノート
何からどう考えたらいいかがわかりにくい終活で、便利なツールとなるのが、エンディングノートだ。
終活カウンセラー協会でも終活ノート『マイ・ウェイ』を発行している。
「先述の介護・病気の告知や延命治療についての意思表示、
相続にかかわる財産のリスト、葬儀や墓の希望、手配など、
必要な項目がわかり、書いておくことで、家族などにもスムーズに伝えられます。
そのほか人生の出来事を振り返る項目、家族への思い、
これからの展望を書く項目も盛り込んでいます」
目の前だけを見て邁進してきた現役時代とは視点を変え、
人生の終焉を見据えて、どう自分らしく生きるかを、新たに考えるのが終活なのだ。
「これからの未来を描くためにも、今までの人生を振り返り、
今の状況をしっかり整理することが必要なのです」
武藤さんも6年前から書いているという。
折々に新しいノートに、内容を更新。
ほかの市販品も含めて現在9冊目だ。
「最近、実父を亡くしたことで、延命や葬儀などの希望が、少し変わりました。
ノートを新しくするたびに、子供たちへの新たなメッセージを書きますし、
振り返るたびに、違う思い出がよみがえり、書く内容には事欠きません。
年を重ねてから書きためたノートを読み返すのが楽しみです」
また終活をすることで、自分の立ち位置が、はっきりすると武藤さんは言う。
「両親に育てられてきたこと、たくさんの人との出会いがあったこと、
人生は、自分だけのものじゃないと改めて気づく。
自分の人生や命が大切に思えてくるのです。
終活をしなくても、亡くなる人の方は、さほど困りません。
でも多くの人が、終活に興味を示すのは“家族に迷惑をかけたくないから”と言います。
それは裏を返せば、家族への深い感謝や愛情なのです。
そんな気持ちに気づき、大切にして、ゴールで“いい人生だった”と思える
生き方を目指すのが、終活です」・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回の《 最初に取り組みたい“終活3項”・・》、終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんに導かれて、
多々教示されて、深く学んだりした。
特に《・・人生の終焉を見据えて、どう自分らしく生きるかを、新たに考えるのが終活なのだ。
「これからの未来を描くためにも、今までの人生を振り返り、
今の状況をしっかり整理することが必要なのです」・・》と教示させられたりした。
過ぎ去り年の2004年(平成16年)の秋に、私はある民間会社に私なりに35年近く奮闘して
定年退職した後、 多々の理由で年金生活を始めた。
そして私たち夫婦は、齢を重ねるとボケたことを配慮して、
まもなく銀行、郵便局、生命保険等を出来うる限り集約したりした。
こうした中で、保険関係をすべて見直して、 現役時代より生命保険、死亡保険、医療保険、傷害保険は、
ほぼ半減に修正し、 火災保険、家財保険だけは従来通りとした。
或いは5歳若い家内もより、私は無念ながらあの世に早く旅立つと思い、
残された家内が困窮しないように、年金生活を始めて間もない時、 公正証書で私の遺言書を作成してきた。
そして葬儀、お墓に関しては、長年に於いて思案し、私は家内と幾たびも話し合い、
葬儀は家族葬、そしてお墓は樹木葬ができる墓地として、ある処で契約した。
詳細については、このブログで綴ってきたので、今回は省略する。
このように私は「エンディングノート」を10年前の頃に買い求めて、
30%ぐらい記載したが、殆ど空白で3年が過ぎている。
こうした中のひとつとして、延命治療に関しては、
食べ物を自分で食べられなかったら終わり、と私たち夫婦は話し合ってきたが、
延命治療は自筆で明記していない。
このように何かと小心者で愚図の私は思案するばかりで、そのうちに決断すれば良い、
と先延ばししていることが多く、今回学んだことに微苦笑しているのが実態である。