これ以来、長女の家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の大掃除、夏とか冬支度などで、6泊7日前後で行ったりしてきた。
やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、整形外科に通院して、
こうした中で、担当医師から杖(つえ)を使うように勧められて、
これ以来、家内の母は杖(つえ)を頼りに、買い物などをして過ごしてきた。
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
5年前の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院したりして、 骨粗しょう症と筋力低下、と診断されたりした。
この後、退院後の検査をした後、リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。
この間、何かと家内は長女の責務、性格からか、何かと病院などに添う為に、 家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。
そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、 市の福祉課が再審査を得て、
『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりしたが、
余り日常生活で動くことが敬遠して、『要介護3』になったりしている。
この後も家内の母は、娘ふたりに食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなど頼りに、 過ごしている。
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、早や17年近くとなっている・・。
ここ数年は家内の母が『要介護3』となり、長女の家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に宿泊して、 家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。
こうした中、家内は今年の5月、亡き女優の八千草薫(やちぐさ・かおる)さんが晩秋期に遭遇した難病と同じ状況となり、
入院して手術をした後、通院しながら指定された薬を服用して、今日に至っている・・。
そして家内の母に関しては、家内の妹が孤軍奮闘しているのが現状で、
家内は死期を感じてか我が家で身辺整理をして、
何かしら使える茶道具、和洋服などを家内の妹の宅に、 宅配便で幾たびか送付している。
こうした原因としては、私は家内が長年に於いて、家内の母の介護の疲れが蓄積した結果、
と感じる時もあり、少し複雑な深淵の状況となっている。

このような複雑な深情を秘めている私であるが、更に私たち夫婦は75歳と70歳の老夫婦であり、
今後の衰える心も体力も衰えることを配慮して、
今回の《・・「老親リスク」減らす8つの手法 オレオレ詐欺、火災、自動車事故等 ・》を真摯に学びたく、 記事を精読してしまった。
この記事は、『週刊ポスト』2019年12月13日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイト【 マネーポストWEB 】に12月6日に配信され、 無断であるが転載をさせて頂く。