私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
自動車もない稀(まれ)な家となっている。
こうした中、私は年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。
この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。
このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。
例外として、家内のボディガード、お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸14年を過ごしてきた。
こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
この後の午後から夜半には、居間にあるエアコンを暖房にして、25度前後で過ごすそして読書をしたり、ブログの投稿文を書いたり、
或いは私が魅了されている御方のブログの投稿文を読んだりしている。
ときには居間でテレビを通して、映画、録画したドキュメンタリーを視聴したり、
或いは音楽を聴いたりしている。
やむなく眼をつぶり、物思いに耽るしかなく、あてどもない時を過ごしたりした。
こうした中で、時空を超えて、幼年期とか定年後の年金生活の出来事が
不意に思い浮かび、とりとめなく思い馳せたりした。
そして私は、午前中の検査、診察で、 受診前に待機している私たち・・
私は隣接した男性、或いは女性の60歳以上の御方と、
ささやかな人生のこぼれ話し、お互いに微苦笑しながら話し合ったりした。
このような入院生活をしてきた私は、退院後の昨今、
朝は6時少し前に目覚め、夜は9時過ぎに眠くなり、寝室に行き、
眠ってしまうことが多くなっている。
以前の私の日常生活のサイクルと変貌して、どうしてなのょ・・と戸惑ったりしている。