夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

60~70代夫婦の『へそくり』は平均金額436万円、私は驚きながら学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-06-02 14:48:48 | ささやかな古稀からの思い
先程、愛読しているネットの『プレジデントオンライン』を見ている中で、
【 不機嫌な妻のへそくり額は平均900万円だ
     ~家庭が険悪なほど 妻は貯め込む~ 】と衝撃的な見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかな年金生活を過ごして、早や14年生となっている。

私は平素は何かと単細胞でロマンチストであるが、虎の子と称されている老後資金は、
シビアな面がある。

そして我が家は、国債はある信託銀行、貯金はある地方銀行、郵便局(ゆうちょ銀行)に預けて、
無念ながら我が家は金庫がなく、最寄のある地方銀行の貸金庫を年に数万円でお借りしている。

そして私たち夫婦は、お互いに『へそくり』もしていない。
こうした根底には、やはり家内となる人より婚約する前に、
お互いに隠し立てをしないようにしましょうねぇ・・と私は言われたりしたからでもある。

我が家で現金があるとすれば、お互いに数万円を所有し、
これ以外には特別予備金として10万円を保存している。

この特別予備金は、突然の親戚、友人、知人が、ご不幸で、
土曜日、日曜日にお通夜、告別式に備えて置いてある。

このような我が家の事情であり、寝食を共にされている御夫婦でも、
『へそくり』をされていることに、私は驚いてしまった・・。

しかしながら、どうしてなのょ、と思いながら記事を精読してしまった。

           

この記事は、ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所 所長の梅津順江(うめづ・ゆきえ)さんの寄稿文であり、
『プレジデントオンライン』の2018年6月2日の配信されていた記事である。

そして60~70代の御夫婦のそれぞれの或る一面の心情を共有致したく、
あえて
無断であるが、この記事を転載させて頂く。

《・・60~70代夫婦に「へそくり」について聞いたところ、平均金額は436万円だった。

さらに「男女差」、「夫婦関係のよしあし」によって調べてみると、
男性より女性、円満夫婦より、不仲夫婦のほうが、へそくりを貯める傾向があることがわかった。

なかでも不仲夫婦の女性の平均額は、898万円だった。
なぜそれほど貯め込んでいるのか――。

           

☆へそくり夫472万、妻898万「シニア夫婦のギャップ」の意味

シニア女性向け雑誌『ハルメク』の「夫婦関係」特集に向けて、
私が所属している「ハルメク 生きかた上手研究所」では、
2018年1月に婚姻関係のある60~79歳の男女437人に「自分だけの『へそくり』はありますか」として、
webアンケートを行いました。

その結果、へそくりをしているシニアは53・5%、その平均金額は436万円であることがわかりました。

男女別にみると、男性は49・5%が、へそくりをもっており、金額は平均330万円。
女性は57・0%で、金額は平均514万円でした。

調査前、私自身は数10万円程度をこっそり隠す「たんす貯金」をイメージしていたため、
へそくり額が、数百万円単位であることに驚きました。

しかも、“隠し場所”は「たんす」ではなく、
自分名義の銀行口座に、堂々と預けているケースが多かったのです。
当人たちからは、後ろめたさのようなものは、あまり感じられませんでした。

今回の調査結果には、2つのポイントがあります。
ひとつは「金額は、男性より女性のほうが多い」、
もうひとつは「夫婦関係のよしあしによって、金額が変わる」ということです。

           

▼ポイント1 「男女比」男性よりも女性のほうが貯めている

へそくりの平均金額は、男性が330万円だったのに対して、女性は514万円でした。
女性は、男性より184万円多く、約1・6倍のへそくりを貯めていることになります

なぜ、女性のほうが男性よりも、へそくりを貯める傾向にあるのでしょうか。

webアンケートでは「いざというときのために」、「老後に備えて」という漠然とした回答しか得られなかったので、
追加でインタビュー調査を実施しました。

インタビュー対象は男性8人、女性8人の計16人。
夫婦関係についての回答(「非常に満足」、「やや満足」、「どちらともいえない」、
「あまり満足でない」、「まったく満足でない」の5段階で質問。

「非常に」、「やや」グループと「あまり」、「まったく」グループとに分類)に応じて、
男女4人ずつ4つのグループに分けて行いました。


インタビュー調査では、男性の場合、そもそも自分がへそくりをすることに興味関心がない、
また、妻がへそくりをしていても問題視しない、という考えを持つ人が目立ちました。

「相手のへそくりに興味はありません。
妻は(夫が)見る(詮索する)ことは嫌がると思うし」(63歳)

「家計は、全部かみさんに任せています。
男は、あると使っちゃうからね」(72歳)

           

☆「不仲夫婦」の妻が、平均の2倍以上の898万貯める理由

対照的に女性は、老後や年金に対する不安を踏まえ、リスクに備えているという意見が目立ちました。

「実家から相続したお金が、主人よりも断然多いです。
今はそれを使わず、自分の老後のお金に心配がないように貯金をしています。
残されるのは、私だから」(66歳)

「年金の支給開始年齢が上がったり、金額が減ったりして、生活が苦しくなる可能性があります。
それに以前、夫が投資で失敗して、全財産を失った経験もある。

だから、自分の親から譲り受けた(遺産の)大部分は、子供の教育費に使いましたが、
残りは夫に内緒で、300万円を確保してあります。
いざというときのへそくりは心強いです」(61歳)

           

▼ポイント2 「夫婦関係のよしあし」による格差は240万円

もうひとつのポイントは「夫婦関係のよしあしによって。金額が変わる」ということです。

webアンケートの結果によると、
夫婦関係に満足していると回答した人(以下、円満夫婦)の平均金額は410万円でしたが、
夫婦関係に満足していないと回答した人(以下、不仲夫婦)は648万円でした。

このうち「円満夫婦」の場合、平均金額は男性が308万円、女性が479万円でした。

インタビュー調査では「男のへそくりは、バレるもの。
見つかっちゃうと使われるか、ら貯金は任せています」(70歳)と話す男性もいました。

女性の場合、「私の場合は、へそくりがあることは、
夫に伝えてありますが、金額までは言っていません」(62歳)、

「夫が(計画的に)貯金できないので、自分たちの老後のために、自分が管理している」(74歳)との
回答が目立ちました。

今回の調査でのへそくりとは「自分だけのお金」のことですが、円満夫婦ではその存在を隠す必要もないようです。

一方、不仲夫婦は状況が違います。
母数が少ないためあくまで参考値ですが、男性が平均をやや上回る472万円だったのに対し、
女性は平均の2倍以上となる898万円でした。

           

☆いつ離婚してもいいように「準備」する不機嫌な女性

不仲夫婦の男性では、
「家内のお金は、全部知っている。わたしが管理しているから」(69歳)と家計管理を自ら行っているケースや
「自分も妻も、お金には苦労していない」(63歳)と経済的に余裕があるという声があがりました。

不仲夫婦の女性では、
「夫の借金を、私が返済したことがありました。
金銭問題で、相手を信頼できないところがあります」(66歳)と夫に対して不信感を抱いている人や、

「最後に守ってくれるのは、自分で管理した自分のお金だと思っています。
主人は(へそくりの存在を)知りません」(62歳)といった冷ややかな発言がありました。

また不仲夫婦の女性では、
「一度は離婚をリアルに考えたことがある」と口にする人もいました。

どれだけのへそくりを貯めているかは、わかりませんが、webアンケートの結果を考えると、
財産分与とは、別に約1000万円のへそくりがあれば、離婚しても生活に不安はない、
という算段だったのかもしれません。

           

▼それでも離婚しないのは「相手のため」

不仲夫婦は、配偶者に不満がありながらも、結婚生活を続けています。
その主な理由は「離婚すると、相手が生活できない」。
「相手のために、離婚しないであげている」という恩を着せた発言は、男女共通です。

ただし不仲夫婦の男性には、さらなる共通点がありました。
夫婦の共有財産であるへそくり以外の貯金についても、「自分のお金」と思っているのです。

結婚期間に築いた財産は、夫婦共有のはずですが、
「自分が稼いだ」という感覚が強い世代だからでしょうか。

そうした男性は、離婚しない理由を、「上から目線」でこう話していました。
「相手(妻)も小言をいいながらも、離婚(すると)は言ってこない。
相続とかに、メリットがないからではないでしょうか」(63歳)

「女房は、ひとりじゃ生活できない。
我慢してでも、一緒にいたほうがお互いにいいんですよ。
私は別にいいけど、向こうは、今より生活の質が落ちるのは嫌だろうからね」(69歳)

一方、女性はこう話していました。
「(子育てを終え)親の責任は終わったし、へそくりも2000万あるから離婚したい。
母にそう相談したら、右半身不随の病人(夫)をおいていく行為は
あまりにひどいと言われて思いとどまった」(66歳)

「実際問題、放り出したら夫はどうなるか。何もできない人だし。
これから何とか折り合いを見つけていかないといけない」(73歳)

まるで本心を無理やり覆い隠したようなコメントです。
配偶者を思いやっているようにみえますが、
実際には、伴侶としての「義務」を果たさなければならないことへの、負の感情が伝わってきます。

それはインタビュー調査だけでなく、webアンケートの結果からも裏付けられるものです。

不仲夫婦となれば、家庭の財産状況はわからなくなり、豊かな老後をすごすことも危うくなります。
お互いに「いつ別れてもいい」という準備を進めているようなものだからです。

そうならないためにも、若いうちからお互いのささいな不満に気づき、
解決していくコミュニケーションが、重要なのではないでしょうか。

「自分たち夫婦は、大丈夫」と思っている人も、
実は自分が伴侶の「気持ち」に気付いていないだけかもしれません。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
           

私は記事を読み終わった後、それぞれの御夫婦で夫、妻の「へそくり」に関しての思いを
多々教示された。

私たち夫婦は、雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、
私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や14年目となっている。


我が家の生計は原則として、私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で、
日常生活を過ごすことを原則としている。

そして耐久品の購入、冠婚葬祭、或いは私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して、ここ丸13年半ばかり過ごしてきた・・。

こうした中で私たち夫婦は、月初めには家計簿をお互いに確認しながら実施している。

もとより社会の少子高齢化の中で、公的年金は目減りは減少してきたので、
私たち夫婦は、お互い趣味の費用を捻出する為に、収支の実態をお互いに確認し、
ささやかに生活を過ごしたく、家計簿の月次決算をしている。

こうした家計簿は、私たち夫婦が結婚して以来しているので、
それぞれの名義の信託銀行、地方銀行、郵便局(ゆうちょ銀行)などの定期貯金など、
お互いに把握している。

そして私は、特に年金生活をしていると、たとえば家事は何かと大変と改めて実感させられ、
少なくとも家内に対しては、思いやり、感謝を態度に表して、明るく生活できるようにして、
早や結婚生活43年目となっている。
 
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