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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

啓蟄の時節を迎え、春めいた陽気に恵まれた中、『星の瞳』にめぐり逢え・・。

2013-03-05 14:36:31 | 定年後の思い
私は東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の68歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカンレダーを見ていたら『啓蟄(けいちつ)』と明示され、
思わず微苦笑をしたりしていた。

もとより古人から、地中に冬眠していた虫たちも目覚め穴から這い出しきたり、
一雨ごとに暖かくなってくる時節、と伝えられている。

しかしながら私の住む地域では、昨年の12月頃から平年より寒く、2月を迎えた時は、
我が家の小庭の水仙(スイセン)も莟〈つぼみ〉も見えず、白梅(ハクバイ)、そして紅梅(コウバイ)は莟〈つぼみ〉が固く、
平年より数週間は遅れているのかしら、と苦笑をしたりしてきた。

平年ならば、1月には水仙の花は咲き、冬麗の美を感じ、
2月中旬には白梅は凛とした純白の色合い、紅梅は華やかな朱紅色の色あいを見せてくれるので、    
早春の美だ、と思いながら毎年過ごしてきたのである・・。            
     
今年の2月は、相変わらず平年より寒さが続き、齢ばかり重ねた私でも、
天上の気候の神々の采配に戸惑い、どうしてなのょ、と空を見上げたりしてきた。

過ぎし2月20日になって、玄関庭にある白梅が、遅れてご免なさい、と言ったように、
恥じらいながら2輪ばかり咲いたりした。

そして昨日は白梅は三分咲きとなり、紅梅も遅ればせながら咲き始めている。

或いは落葉樹の紫木蓮(シモクレン)、無花果(イチジク)等の樹木は、
芽吹き前の莟(つぼみ)となり、春の陽射しを待ち焦(こ)がれている状況となっている。

こうした中で、小鳥たちが定期便のように飛来し、
朝、昼、夕暮れのひとときは、花梨(かりん)、紫木蓮の莟(つぼみ)をついばんで行く。
そして地上の黒土の上を歩きながら、餌を探し求めて、数羽がいることが多く、
私は微笑んだりしている。

しかし私は、2月の初めに白梅、そして今の時節は紫木蓮の莟となっているが、
余りは食べないで・・と思っているが大半食べられてしまっている。
残り少なくなった莟を思い、ときおり止む得なく小鳥を追っ払っている。


このように過ごしてきたが、今朝、地元の天気情報を見れば、
朝の6時は3度、昼下がりは18度前後、夕方の6時13度前後、
快晴の一日になります、と報じていた。

ここ二日ばかり曇り時々晴れとなり、一昨日は10度、昨日は13度の最高気温であったが、
啓蟄の時節を本日迎えたせいか、急激に春の陽気になった。

そして明日の6日は18度、7日は17度、8日は20度と快晴が続き、
春の陽気に恵まれる日々が続き、
天上の気候の神々の采配に瞬時に感謝したりした。


この後、雲ひとつない青空の中、陽射しは燦々とする中、
10時半過ぎに、いつものように独りでスーパーに買物に行った後、
近くに流れる野川の遊歩道を散策した。

そして路の脇の陽だまりのところに、コバルトブルー色の小さな花が群生していたので、
私は足を止めて、『星の瞳』かしら、と眺めたりした・・。


私は民間会社に35年近く勤め2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
年金生活を始めてまもなく、ブログの世界を知り、
そして3万人ぐらい加入している小さなある簡易なブログサイトに加入した。

確か一カ月後に、九州の北部にお住まいの60歳前後と思われる奥方と投稿文に於いてコメントをお互いにし、
その後、2年ぐらい高校生の交換日記のように、この当時も私は日々投稿文を綴っていたせいもあり、
殆ど毎日コメント欄で心の交流を重ねた。

こうした中で、この奥方が一枚の写真を添付し、散策する時何かと魅せられている小花のひとつです、
と投稿文に掲載されていた。

私は恥ずかしながら無知であったので、ネットで検索したら、
『オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)』と明記されていたので、植物学者は文学性に欠落している、
と思い苦笑した。
そして『瑠璃唐草』、『天人唐草』、『星の瞳』とも名づけられていたので、
この奥方に、『星の瞳』に瞬時魅せられました、と私はコメントしたりした。

こうした淡き心の交流をしていたが、ご主人様がご病気となり、入退院をされる中、
奥方の投稿文も途絶え、やがて私たちの交流も途絶えがちとなり、
まもなく加入している小さなある簡易なブログサイト自体が閉鎖となり、そして交流も終えてしまった。

このような私にとっては、貴重な思いを秘めているので、
『星の瞳』を通して、この奥方は、私の年金生活を始めて不安な心情の中、心おだやかに過ごせたので、
女神のような人と私は思っている・・。

そして、その後に私は春先に散策したりする時、『星の瞳』を見かけたりすると、
あの奥方はどのように過ごされているのかしら、と思ったりし早や5年が過ぎている。

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