「とにかく足りない。作れば、作っただけ売れる」、「世界的に需要が盛り上
がっている」。 かつて「電線御三家」といわれた古河電気工業、住友電気
工業、フジクラの3社が絶好調。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170308-00161821-toyo-bus_all&p=2
牽引するのは、光ファイバーをはじめとする光関連事業。光ファイバー網や
無線通信、携帯電話基地局、データーセンター結ぶネットワークは、大容量
化、高速化、クラウド化に対応して技術は日進月歩。こうした情報通信イン
フラの高度化が進展する中で、新たな投資も拡大している。
「電線御三家」といっても死語に近い。というのも、3社の売上高に占める
「電線」の比率がきわめて小さい。
各社とも電線事業は縮小し、電線を独立した事業セグメントとして公表する
企業はなくなった。
その一方で、共通する主力部門が「自動車関連」。自動車の電装品をつなぐ
ワイヤーハーネスが中心だが、最近では「軽量化に対応したアルミハーネス」
(住友電工)、次世代の自動運転支援に不可欠といわれる「周辺監視レーダー」
(古河電工)など、その中身は変化している。
そして新たな収益柱に育ってきたのが、情報通信部門。3社の情報通信部門の
2017年3月連結予想売上高をみると、住友電工2200億円、古河電工1600億円、
フジクラ1533億円。いずれも光ファイバーなど光関連が9割前後を占め、光関連
部門といっていい。しかも、営業利益でみると、同部門はこの3年だけで2倍~4倍
になり、利益全体に占める比率は、住友電工12%、古河電工40%、フジクラ36%
(東洋経済推計)と大きな柱に育ってきた。
世界的に需要が盛り上がっている中、光ファイバーなど光関連や情報通信関連
で、新たな需要創造できるか、古河電工/住友電工/フジクラの「ファイバー
御三家」に注目しています。
さて、日経平均は4日続落し、90円安の19254円の大引けでした。
(出来高 概算16.2億株の薄商いでした。)
今朝方のNY市場が、利益確定の動きが優勢となり続落し、その流れで、日経
平均も売り先行でスタート。膠着感の強い相場展開の中、ジリ安となった。
後場は、下げ渋りも見せたが、100円近い続落で終了した。
日経平均は4日続落して調整モードであるが、25日線がサポートした格好。
ボリンジャーバンドは、25日線~+1σレンジで、踏ん張り所継続です。
注目NY市場、ADP雇用者数が上方修正っされたが、小動きのスタート。
経済指標が良好なので、底堅い終了となりそうです。
明日の日経平均、為替が114円台で、自律反発に期待したい。