昨日、ロンドンで開幕した第2回金融サミットが、まもなく閉幕します。世界的な
景気後退、金融危機を受け、各国協調の共同声明を発表する予定です。
日本、米国、中国、英国は、主に景気回復を目指す財政出動ですが、独、仏の
主眼は 危機再発防止を狙った金融規制の強化にあります。
どちらの言い分も通るように、利害調整して共同声明で、危機克服です。
基本は「経済成長が回復するまで、あらゆる必要な行動を取る必要がある。」と
言うことでしょう。
財政による景気刺激策を継続し、同時に、保護主義に対抗し 自由な貿易や投資を
金融規制の強化を計りつつ、維持することになるんでしょうか。
温度差克服に、英国のダーリング財務相は、「G20で、大きな意見の相違は無い。
規制をめぐる意見の対立は、報道されているほど大きくは無い。」と火消しの
コメントを出しました。
先ほど、ECB政策金利が発表され1.5%→1.25%の利下げとなりました。
予想は、1.0%でしたから、為替市場は、若干 円安にバイアスがかかるかも
しれません。
さて、日経平均は、大幅続伸し367円高の8719円の大引けでした。
(出来高 概算29.1億株と今年一番の大商いとなりました。メジャーSQ日の
ような活況でした。)
週初の下落分を埋める反発で、想定外の強い動きでした。新年度に入り、外資の
風向きが変わってきました。その兆候は、朝方の外国証券注文動向で、2/B以来
2日続けて買い越しでした。
米ADP雇用統計は、悪化を織り込み、他の経済指標の上方修正を好感。米政府に
よる自動車購入促進策検討で、ビッグ3問題はあるものの、自動車産業の回復期待
が勝った格好です。
週末の米雇用統計で、ハシゴをはずすような相場展開に注意しつつも、先高感が
出てきました。
明日の日経平均、直近戻り高値の8843円にチャレンジで、この程度で引ければ
来週以降、9000円台のリバウンドに期待できます。
明日、3日続伸で週末を迎えたら、花見で一杯が、粋なものになります。さて、
相場は、どんな結果を出すでしょうか。
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