今日、経営再建中のシャープの液晶事業の売却先として、韓国・サムスン
電子が新たに浮上していることが分かった。シャープの液晶事業を巡っては、
ジャパンディスプレイ(JDI)が、官民ファンドの産業革新機構の資金提供を
受けて子会社化する案が本命視されている。 【宇都宮裕一】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151209-00000007-mai-bus_all
また、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海精密工業への売却も検討され
ている。ただ、いずれの交渉も売却額などを巡って、難航する可能性がある
ため、シャープの主力取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行は、選択
肢を増やしておき、何としても売却を実現させたい考えの様です。
革新機構はシャープ支援の条件として、主力2行に債権放棄を求める構え
だが、主力2行は今年6月総額2000億円の融資を優先株に振り替える
金融支援をしたばかりで、債権放棄は「ハードルが極めて高い」(主力行 幹部)
このため、革新機構との協議が難航する可能性もある。鴻海との交渉も、先
行きが見通せないため、サムスンも選択肢に加え、より幅広く売却を模索する。
サムスンは近年、中小型パネルについては、発色が優れ、より薄型にできる
有機ELにシフトしてる。 シャープの液晶技術を加えれば、さらにパネルを高
性能化できるメリットがあるとみられる。
この話が本当だとすると、シャープの液晶技術を韓国 サムソンに移行する
ようなもので、日本として損失になります。何とか、国内企業が吸収して、
国内のさらなる技術力アップはかり、韓国・中国に高機能製品として対抗
してほしいところ。
ジャパンディスプレイの決断や主力行の賢明な判断に期待したい。
さて、日経平均は、191円安の19301円の大引けでした。
(出来高 概算20.4億株の商いでした。)
NY株式市場の原油相場下落を嫌った続落に、過剰反応して下落の東京市場。
先物主導とはいえ、下へのバイアスとなり、連日200円前後の下げで、投資
意欲に黄色信号です。週末SQを控え、思惑が働き、どこで下げ止まるのか、
原油相場の反騰に期待したい。
日経平均の下落で、5日線と25日線がデッドクロスしており、チャート上の
ダマシとなるか、先物の買戻しに期待したい。
注目のNY市場、原油相場の上昇を受け、反発してのスタートです。終了時
どこまで反発するか、原油相場に注目です。
明日の日経平均、過度な下落を修正する動きになるか、反発に期待したい。
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