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今日、原発を持たない沖縄電力を除く全国の電力9社は、一斉に株主総会を開いた。
このうち東電、関電など8社では、原発からの撤退など「脱原発」を求める議案を一部
株主が提出したが、いずれも否決されました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/review_nuclear_power_policy/?1372229451
原子力規制委員会の新規制基準が7/8に施行されることを控え、再稼働の申請を
予定しています。中でも、北海道、関西、四国、九州の四電力は火力発電の費用が
かさみ経営が厳しくなっているとし、早期の原発再稼働に意欲を示しています。
原発の廃炉を求める株主提案は、昨年の各社の株主総会でも出ていたが、否決され、
各社の取締役会は、株主提案に反対する構えを見せて、今年も否決される可能性が
高い様です。
安全・安心を第一に考え、脱原発に踏み切れば、エネルギーコストが増加、経済の
合理性や企業の競争力低下で、国力が衰退します。一定レベルの安全を担保した
原発の再稼動の選択を余儀なくしようという、「トレード・オフ」の関係。株主に対して
軸足を再生エネルギーに移行する、マイルストンの提示が必要です。
悩ましい問題ですが、国の政策判断のアカウンタビリティも必要です。
さて、日経平均は下落し135円安の12834円の大引けとなりました。
(出来高 概算24.8億株の商いでした。)
NY市場、下げ止まり感のある中、中国リスクを材料に、先物市場のネタになった
格好で、先物市場の売りに現物が売らされている状況で、13000円台回復を
期待も、大きく下落して終了です。
日経平均は、下降する25日線に阻まれている格好ですが、ボリンジャーバンドの
バンドは収束に向かい、そろそろ反発して良い水準。
注目のNY市場、GDP改定値の程良い着地で、金融緩和継続への期待につながり
また、中国の短期金利の上昇が一段落したことも不安材料を弱めた格好。上昇して
スタート。終了時まで、継続できるかポイント。
明日の日経平均、「大幅下落の木曜日」から決別して、13000円台の戻りを想定
していますが、先物はどう動くでしょうか。
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