「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

12月第1週 相場展望と予定

2014-11-30 23:31:51 | 相場展望

            
11/24~の日経平均は、衆院選挙へ向けた師走相場、中国の利下げ、
欧州の金融緩和や米国の堅調な経済回復などを背景に、もたつきながらも
週間で上昇トレンドを維持した1週間でした。

週末にかけ、米国でのブラックフライデーやその後のクリスマス商戦期待、
原油価格の下落など、土壇場の日本経済にフォローの風が吹いた格好です。

結局、日経平均は、1週間で102円上昇(↑0.59%)の17459円の大引け
でした。

明日から12月。師走相場入りとなり、12月第1週(12/1~12/5)の
主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

2日に衆院選が公示され、選挙相場(政権継続や政策)への思惑が働きそうです。

12月1週目は、米国での経済指標の発表も多く、週末の雇用統計など堅調さを
確認する動きになりそうです。年末に向けた「掉尾の一振」への意識が高まり、
下値切り上げの上昇を想定しています。

日経平均、12月第1週(12/1~12/5)レンジは、17250円~17700円
程度を想定しています。

1.12月第1週(12/1~12/5)主なイベントと予定
 12/1
 日本 7~9月法人企業統計
 日本 11月新車販売台数
 日本 11月百貨店売上高
 日本 改正投資信託法施行
  日本 伊藤園、ピジョン 各決算 
  日本 アルインコ(東証2部 → 東証1部へ)
 日本 大和冷機、北越工業、100株単位へ
 日本 東洋水産「サバだしラーメン」発売
  米   11月ISM製造業景況指数
  米   11月新車販売台数
  米   フィッシャーFRB副議長 講演
  米   NY連銀総裁 講演
 中国 11月製造業PMI
 中国 11月HSBC製造業PMI
 EU  トゥスクEU大統領、就任
 12/2
 日本 衆院選公示
 日本 11月マネタリーベース
 日本 10月毎月勤労家計調査
 日本 三井ハイテック、アマガサ、ダイサン 各決算
  米   11月自動車販売
  米   イエレンFRB議長 スピーチ
  米   フィッシャーFRB副議長 パネル討論会参加
  豪   中銀政策金利
 EU 10月ユーロ圏生産者物価
 12/3
 日本 積水ハウス・リート投資法人 新規上場
 日本 東京楽天地、スリープロ、ピープル 各決算
 日本 半導体関連展示会(~12/5、東京ビックサイト)
  米   11月ADP雇用者数
  米   11月ISM非製造業景況指数
  米   地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米   ブレイナードFRB理事 講演
  米   ダラス連銀総裁  講演
  米   フィラデルフィア連銀総裁、講演
 中国 11月非製造業PMI
 中国 11月HSBCサービス業PMI
  豪   第3四半期GDP
  英   財務相、秋季予算方針演説
 EU 10月ユーロ圏小売売上高
 12/4
 日本 モロゾフ、総合臨床、不二電機 各決算
  米   新規失業保険申請件数(~11/29までの週)
  米   ブレイナードFRB理事 講演
  米   クリーブランド連銀総裁 講演
  豪   10月小売売上高
  豪   10月貿易収支
  英   中銀政策金利
 EU  ECB政策金利
 EU  ドラギECB総裁 会見
 12/5
 日本 10月景気動向指数
 日本 積水ハウス、HIS、日東網 各決算
 日本 ジーテクト(JASDAQ → 東証1部へ)
  米   11月雇用統計
  米   10月製造業新規受注
  米   フィッシャーFRB副議長 講演
  米   クリーブランド連銀総裁、講演
 12/6
 日本 常磐道 全通(相馬-浪江 間)

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/28)

 今日のNY市場はドル買いが優勢となっている。前日の感謝祭中に行わ
  れたOPEC総会で減産が見送られたことから、商品市場で原油が急落
  しており、為替市場ではドル買いの反応となっている。インフレ期待の
  後退から米国債市場では利回りが大きく低下していたが、為替市場の
  反応は限定的。

 原油については、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が前日の
  OPEC総会で、米国のシェール油ブームに対抗する必要があるとして、
  減産に反対していたと報じられていた。減産を見送ることで原油価格を
  抑制し、米国のシェール油生産業者の収益を圧迫すべきと強調したという。

 ドル円は買いが優勢となり、118.70近辺まで上昇しており、119円台を
  再びうかがう動きとなった。警戒感もあり上値は抑えられていたものの、
  日本の機関投資家などの買い意欲は強そうで、感謝祭休暇明けの来週に
  向け上値期待を温存している。

 一方、ユーロドルは往って来いの展開となった。ロンドン時間には月末の
 フローなどもあり、買い戻しが入っていたが、1.25手前で失速した格好。

 目先の注目は来週のECB理事会だろう。市場では、先週のドラギECB
 総裁の発言があから、来週の理事会での追加緩和の可能性へのリスクも
  指摘されていたが、今週のコンスタンシオECB副総裁の、追加緩和につい
  ては 「来年の1~3月に検討」との発言などもあり、その期待は後退している。

 ただ、国債は無理でも、社債購入は発表される可能性はあるとの指摘も聞か
 れた。

 原油急落で加ドルや豪ドルなど資源国通貨は軟調な動き。この日発表に
  なったカナダの7~9月期GDPは前期比・年率換算で2.8%のプラス成長と
  なり、消費者物価も高水準で推移している。カナダ中銀は慎重姿勢を崩して
  いないが、利上げが十分正当化される内容ではあるが、加ドルの反応は鈍
  かった。              http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=236707

 米国債利回り
    2年債         0.469(-0.047)
   10年債         2.164(-0.081)
   30年債         2.889(-0.065)
   期待インフレ率     1.800(-0.041)
                       *期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは大幅な下げとなった。前日のOPEC総会で
 減産が見送られたことから、原油が急落しており、インフレ期待が後退して
 いる。

 2年債が0.5%を割り込んだ他、10年債も2.2%を割り込んでいる。
 2-10年債の利回り格差は+170(前日+173)に縮小。

 なお、この日は感謝祭明けで午後2時までの短縮取引。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=236705

3.NY株式市場 結果(11/28)

 NY株式
 ダウ平均        17828.24 (+0.49 +0.00%)
 S&P500        2067.56 ( -5.27 -0.25%)
 ナスダック        4791.63 ( +4.31 +0.09%)
 CME日経平均  17470      (大証比:+20 +0.11%)

  今日のNY株式市場、ダウ平均横ばい。上に往って来いの展開となっている。
 前日のOPEC総会で減産が見送られたことから、原油が急落しており、航空
 キャリアや陸運など原油下落の恩恵を受ける銘柄には買いが強まっていた。

 景気にとってもプラスとの判断もあったが、米経済で大きな比重を占める石油
 産業の銘柄が一斉に下落しており、相場を圧迫した。

 ダウ平均は一時65ドル高まで上昇後、前営業日付近に戻している。

 ダウ採用銘柄ではシェブロンやエクソンモービルが大幅安。キャタピラーも資源
 開発企業からの需要に懸念が高く売りが強まっている。

 一方、ウォルマートやホームデポ、P&Gが上昇。感謝祭当日の小売店販売が
 二桁の伸びを示したとの調査が出ていた。P&Gは美容品を手掛けるウエラを
 70億ドルで売却する可能性を模索しているとの報道を好感。

 化学メーカーのライオン・デルバゼルが商いを伴って大幅安。原油急落が影響
 したようだ。通常、化学メーカーの場合、原油下落は追い風だが、同社の製品の
 エチレンは液化天然ガスを材料としており、他社は原油を材料としている所が
 多い。他社に対する優位性を失うとして売りが集まっている模様。

 ナスダックも往って来いの動き。アマゾンが上昇した他、インテルやシスコが上昇。

 なお、この日は感謝祭明けで午後1時までの短縮取引。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=236704

4.NY市場 原油先物1月限/金先物2月限 各結果(11/28)

 NY原油先物1月限(WTI)
   1バレル=66.15(-7.54 -10.23%)
 ブレント先物1 月限(ICE)(終値)
   1バレル=70.15(-2.43 -3.35%)
 ブレント-WTI 4.00(前日4.06)

 今日のNY原油先物相場は10%超急落している。感謝祭中に行われたOPEC
 総会で減産が見送られたことから売りが強まっている。

 急激な下げに売りが売りを呼ぶ展開となり、1月限は一時65ドル台に下落する
 場面も見られた。時間外に入り、一時65.70付近まで急落する場面も見られて
 いる。

 ロイター通信によると、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が前日のOP
 EC総会で、米国のシェール油ブームに対抗する必要があるとして、減産に反対
 していたと報じている。減産を見送ることで原油価格を抑制し、米国のシェール
 油生産業者の収益を圧迫すべきと強調したという。

 なお、この日は感謝祭明けで午後1時半までの短縮取引となった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=236700
 NY金先物2月限(COMEX)
   1オンス=1175.50(-22.00 -1.84%)

 今日のNY金先物相場は大幅続落。OPEC総会を受けて原油が急落しており、
 また、為替市場でドルが堅調に推移していたことから、金は売りが優勢となった。

 インドは金輸入業者に課していた輸入量の20%を輸出に振り向ける措置撤廃を
  発表したが、きょうは反応が限定的。

 なお、本日は午後0時半までの短縮取引。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=236702

                                      
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