彼岸の3連休もアッと言う間に過ぎてしまいました。全国大荒れの天候も一服し、
春の選抜の球音と共に、春到来を感じさせます。
また、桜前線も南方から開花宣言が出始め、横浜も、3/E 辺りに見頃となれば
花見たけなわ、年度末の年初来高値更新で、おいしい酒が飲めそうです。
さて、週末NY市場、ダウ連騰更新にならず、8連騰後の調整で、下げて一服も
良いタイミング調整。 下げ渋りの良い形となっており、週明けの底堅い展開に
期待したいところです。
3/15週の日経平均は、膠着感を強めましたが、米FOMCでの低金利政策の
維持やEUの財務省理事会で、ギリシャ緊急融資の基本戦略がまとめられ、週末
買戻され、1週間で73円(約0.7%)上昇の10824円の大引けでした。
彼岸までに、国内機関投資家の期末に絡んだ売りは、一巡していると思われます。
3月に入り、経済指標に明るさを見せる指標も出始めました。企業の雇用情勢も
不透明感ある中、NEC、ソニー、富士通、三菱UFJ、大和證券など、採用増を
計画しており、アジア市場を強化する姿勢もあるようです。
世界の半導体BBレシオ等、受注の動きが増加傾向。街角景気は3ヶ月連続改善、
景気一致指数10ヶ月連続上昇など、回復傾向を示しています。
また、身近で、朝刊に織り込まれるチラシが増えており、ネット広告も 当ブログの
コマーシャルサイトで、企業も多岐に渡ってきました。 (日頃、応援のクリックして
頂いている読者やブロガーの皆さんに、感謝します。今後も宜しく。)
そんな中、先物の暴れん坊役、クレディ・スイスが 「日本株の底打ち宣言」 を出し、
メリルリンチによるファンドマネージャー(FM)調査でも、08年7月以来のオーバー
ウエイトになるなど、外資による日本株へ食指が動いているのは、明るいサイン。
野村證券は、主要400社09年度は、前回予想1%減から前期比7%増と一転して
経常増益を予想しており、上場企業の配当底入れも、期末高を想起させます。
3/22週からの予定は、下記1.の通りです。
週明けのNY市場、医療保険改革法案可決やインドの利上げの影響など、弱い
寄り付きも、終了までに 戻りの展開を想定しています。
3/23~3/26週の日経平均のレンジは、10650円~11050円程度を想定
しています。
1.3月第4週(3/22~3/26)の主なイベントと予定
3/22
日本 春分の日(振り替え休日)
米 医療保険改革法案投票、可決
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演「経済見通し」
米 ティファニー 決算
EU トリシェECB総裁 欧州議会で証言
香 香港2月消費者物価指数
イ イスラム銀行金融機関会議(シリア・ダマスカス)
世 フィギュアスケート世界選手権(~3/28、イタリア・トリノ)
3/23
日本 2月全国スーパー売上高
日本 2月全国コンビニエンスストア売上高
日本 3月日銀金融政策決定会合議事要旨
日本 日本経済新聞、電子版を創刊
米 1月FHFA住宅価格指数
米 2月中古住宅販売件数 (予想、500万戸)
米 ウォルグリーン、アドビ・システムズ、KBホーム 各決算
米 2年債(440億ドル)
米 イエレン・サンフランシスコ連銀総裁
ス ヒルデブランド・スイス中銀総裁 講演
英 2月消費者物価指数
3/24
日本 2月貿易統計(財務省)
日本 IPO ダイト(東証2部)
米 2月耐久財受注 (予想、+1.0%)
米 2月新築住宅販売件数 (予想、31.5万戸)
米 5年債(420億ドル)
米 ホーニグ・カンザスシティ連銀総裁 講演
米 米下院歳入委員会、中国の為替政策で公聴会
独 3月製造業PMI速報値
独 3月サービス業PMI速報値
独 3月Ifo景況感指数
英 ダーリング英財務相、10-11年度予算案を発表
EU 3月ユーロ圏製造業PMI速報値
EU 3月ユーロ圏サービス業PMI速報値
印 インド市場休場
南ア 南ア準備銀行金融政策委員会(~3/25)
3/25
日本 東京国際アニメフェア2010(~3/28、東京ビッグサイト)
米 7年債(320億ドル)
米 米新規失業保険申請件数(3/19週)
米 バーナンキFRB議長 出口戦略で議会証言
米 コーンFRB副議長 講演
米 オラクル、ベストバイ 各決算
英 2月小売売上高指数
EU EU首脳サミット(3/26、ブリュッセル)
豪 豪中銀半期金融安定性報告
二 第4四半期NZ・GDP
南ア 南ア政策金利発表
香 2月香港貿易統計
3/26
日本 2月消費者物価指数(生鮮品を除く)(予想、前年比-1.2%位)
日本 期末配当権利取り最終売買
米 第4四半期GDP確報値
米 3月ミシガン大学消費者信頼感指数
豪 スティーブンス豪中銀総裁 講演
二 2月NZ貿易収支
EU トリシェECB総裁 講演
日本 プロ野球セ・リーグ開幕
2.NY市場、為替/債券結果(3/19)
リスク回避の円買いとなる中、ユーロ円は122円台終盤から122.24辺り迄下落し、
下げ一服後は122円台前半でもみ合った。
ポンド円は137.46辺りから135.62辺りまで下落。
カナダ円は強いカナダ消費者物価指数やカナダ小売売上高を受けて90.08辺り
まで上昇。その後、リスク回避の円買いが強まると89円割れまで反落し、強い
加経済指標発表後の上げ幅を消した。
ドル円は90.70辺りまで円安に振れた後、90円台中盤でもみ合い。
インド中銀の金融引き締めを受けて、ポンドドルは1.5163辺りから1.50割れまで
下落。
ユーロドルは1.35台中盤から1.3500ちょうど付近までドル高が進んだ。ユーロ
ポンドは0.8936辺りから0.90台序盤までユーロ高・ポンド安推移。ドルカナダは
強い加経済指標を受けて1.0055付近までカナダ高となった後、1.0050のオプション
バリアに弾かれた。
その後、インド中銀の金融引き締めが発表されると、ドルカナダは1.0177辺り迄
反発した。
米国債利回り
2年債 0.989(+0.033)
10年債 3.691(+0.015)
30年債 4.578(-0.014)
2-10年債 270 (-2)
19日米国債市場では方向感が限定された。来週の入札を控えて売りが持ち込ま
れる場面もあったが、この日は米経済指標の発表もなく、動意は限られた。
2-10年債の利回り格差は昨日の272bpから270bpに縮小。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65954
3.NY株式市場結果(3/19)
NY株式
ダウ平均 10741.98(-37.19 -0.35%)
S&P500 1159.90 ( -5.93 -0.51%)
ナスダック 2374.41 (-16.87 -0.71%)
CME日経平均 10750 (大証比:0 0.00%)
19日のNY株式市場では主要株価指数は下落。インド中銀がレポ金利とリバース
レポ金利の0.25%引き上げを発表したことが嫌気された。景気敏感株が軟調推移
したほか、新興国関連のキャタピラーや資源株も下落。朔日まで3日続伸した3Mも
反落した。
個別で、ボーイングが冴えない。顧客からの引き合いが強い747型機や777型機の
従来の生産割合を拡大させると発表し買い先行したが、上げ幅を消して引けた。
ユナイテッド・テクノロジーズやコカコーラは上昇。ベストバイはGSが投資判断を
中立から買いに引き上げて、1.3%高で終了。ベストバイは来週25日に決算発表
を予定している。
ナスダックの主力は売られ、アップル、グーグル、アマゾンなどは1%超下落した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65952
4.NY市場、原油先物4月限、金先物4月限 各結果(3/19)
NY原油先物4月限(WTI)
1バレル=80.68(-1.52 -1.85%)
NY原油は続落。インド中銀が金融引き締めに動いた事や、ドル高を受けて売りが
集まった。ただ、80ドル割れとなった後は小幅に戻した。
ナイジェリアの武装勢力が同国南部の石油施設を攻撃したと声明を発表したが、
反応は見られなかった。
ナイジェリアで、2006年から武装勢力と同国政府や石油会社の間で紛争が続いて
いる。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65949
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1107.60(-19.90 -1.76%)
NY金は下落。この日はインド中銀が政策金利であるレポ金利(貸出金利)と
リバースレポ金利(借入金利)を引き上げたため、外国為替市場でドル高が進み、
金を圧迫した。
金鉱大手のバリック・ゴールドから分離された、アフリカン・バリック・ゴールド
(ABG)は来週24日ロンドン市場で新規上場となる。5億8100万ポンドを調達する
見通しで、過去2年間において、ロンドン市場での最も規模の大きいIPO銘柄。
ABGはタンザニアの北西部に4つの金鉱を保有している。
昨年の金生産量は71万6000オンスだった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=65942
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