10/16~週は、米や独で株式が最高値を更新し、世界的に株式市場が上昇。
為替市場でリスクオンの円売り圧力がサポートし、日経平均も14連騰と戦後タイ
と、記録を明日にも更新する期待が高まった1週間でした。
結局、日経平均は、週間で302円上昇(↑1.43%)して21457円でした。
さて、10月第4週(10/23~10/27)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
明日からは、衆院選投開票の結果を受け、自民党が単独で過半数を、公明党と
合せ、2/3を獲得する勢いで、アベノミクス加速への期待感が高まる事になりそう
である。
注目イベントは、日米ともに本格化する18年3月期上期の決算発表。通期予想
の上方修正が相次ぐ様だと、市場全体のEPSは底上げされ、外資の買いも継続
することが想定されます。
たとえ、大型株が一服しても、相対的に出遅れている中・小型株への見直しに
波及してくるかもしれない。
リスク要因は、スペイン政府のカタルーニャ州、英EU離脱、北朝鮮問題など。
日経平均、10月第4週(10/23~10/27)レンジは21200円~21900円
程度を想定しています。
1.10月第4週(10/23~10/27)主なイベントと予定
10/22
日本 衆院選投開票
10/23
日本 キヤノ日本 安倍首相、記者会見ンMJ、安川電、キヤノン電 各決算
米 ハリバートン 決算
中国 不動産価格指数
10/24
日本 シマノ、キヤノン、日電産、日立金、総合メディ 各決算
米 AMD、AT&T、マクドナルド、3M、ユナイテッド・テクノロジーズ
イーライリリー、ロッキード・マーチン、キャタピラー、バイオジェン
GM、TI、エクスプレス・スクリプツ 各決算
米 国債入札 2年債(260億ドル)
独 10月独製造業PMI速報値
中国 中国共産党大会閉幕
EU 10月ユーロ圏製造業PMI速報値
10/25
日本 エムスリー、LINE、日立化成、日立建、アドバンテ、ファナック、大和証G 各決算
日本 東京モーターショー開幕
米 9月耐久財受注
米 9月新築住宅販売件数
米 ウォルグリーン、コカ・コーラ、ボーイング、アフラック、フリーポート・
マクモラン、アムジェン 各決算
米 国債入札 5年債(340億ドル)
独 10月Ifo景況感指数
英 第3四半期GDP速報値
10/26
日本 大東建、松井証、四国電、積水樹、野村不HD、協和キリン、NRI、富士通、
エプソン、日本 NTTドコモ、日清粉G、小糸製、日立、SBI 各決算
米 9月中古住宅販売制約指数
米 新規失業保険申請件数(~10/21までの週)
米 アルファベット、アンハイザー・ブッシュ、コムキャスト、UPS
セルジーン、フォード、サウスウエスト航空、ニューモント・マイニング
マイクロソフト、アマゾン、インテル、ギリアド・サイエンシズ
エクスペディア、ベリサイン 各決算
米 国債入札 7年債(280億ドル)
独 ドイツ銀行 決算
西 サンタンデール銀行 決算
EU ECB政策金利
EU ドラギECB総裁記者会見
10/27
日本 9月消費者物価指数
日本 川重、WOWOW、HOYA、日ガス、東ガス、九電工、山崎パン、MonotaRO、
信越化、ヤフー、新日鉄住、コマツ、シャープ、JR東、JR東海、関西電 各決算
日本 任天堂、新ゲーム「スーパーマリオオデッセイ」発売
米 第3四半期GDP速報値
米 ミシガン大学消費者マインド指数
米 アップルのiPhoneX(アイフォーンテン)予約開始
米 グッドイヤー、エクソンモービル、シェブロン、メルク 各決算
10/28
アイ アイルランド総選挙
10/29
EU 欧州、冬時間に移行
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/20)
今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。前日、米上院が2018会計
年度の予算案を可決したことがドル買いのきっかけとなった。これで米税制改革
の審議が年末にかけて本格化してくるとの期待感が市場に高まっているようだ。
トランプ政権と米共和党指導部が提案している税制改革法案への市場の評価は
悪くない。米株式市場は前倒しで織り込んでいるような雰囲気もあるが、満額は
難しいにしても、一定の線で成立させることができるかが今後焦点となりそうだ。
今後のトランプ大統領の政権運営の第1の関門でもあり、大統領としての力量が
試される。米利上げ期待も重なり、年末にかけてドル高を期待する向きも増えて
きているようだ。
なお、午後になって、次期FRB議長の人選に関して、トランプ大統領のFOX
テレビでのインタビューとサンダース報道官の会見が伝わっていた。次期FRB
議長の人選に関してまもなく発表するほか、テイラー、パウエル両氏の組み合わ
せも検討にあると述べた。
フィッシャー前副議長が既に退任しているが、FOXテレビは大統領は正副議長
を同時に選出する可能性もあると伝えている。ポジションはどうあれ、テイラー
氏が参画することはタカ派要因の一つとの受け止めもできそうだ。
ドル円は一時113.55付近まで上昇。今月の米雇用統計直後につけた高値を上
回っている。先週は一時111円台半ばまで下落し、10日線と21日線のデットクロス
まで示現するなど下値警戒感が高まっていたが、きょうはロング勢にとっては心
強い動きとなっている模様。デットクロスがダマシに終わる事が期待される展開。
一方、ユーロドルは下値模索が強まっている。ストップを巻き込んで下げが加速
しており一時、1.1765付近まで下げ幅を拡大。目先の下値サポートは今週の安値
1.1730近辺が意識される。
ポンドが堅調な動きをしてる。この日EU首脳会談でのメルケル独首相やツスク
EU大統領、ユンケル欧州委員長、マクロン仏大統領などの要人発言がEU離脱
交渉の進展に期待感を持たせてる様だ。バルニエ首席交渉官はなお慎重なものの、
次のステップである貿易交渉へ年内に進む可能性も指摘されていた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=397084
米国債利回り
2年債 1.572(+0.042)
10年債 2.381(+0.063)
30年債 2.892(+0.056)
期待インフレ率 1.872(+0.009)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、米10年債利回りは上昇。前日に米上院が2018会計年度
予算案を成立させたとで市場は、年末にかけての税制改革への議論に期待感を
強めている。午後になってFRB議長人事に関して、トランプ大統領のFOXテレビで
のインタビュやサンダース報道官の会見が伝わっていたが、テイラー、パウエル
両氏の組み合わせも検討にあるようだ。
フィッシャー前副議長が既に退任しているが、FOXテレビは大統領は正副議長を
同時に選出する可能性もあると伝えている。ポジションはどうあれ、テイラー氏が
参画することはタカ派要因の一つとの受け止めもできそうだ。トランプ大統領は
イエレン議長についても好ましいと言及していた。
10年債利回りは一時2.39%まで上昇し、政策金利に敏感な2年債利回りも
1.58%まで上昇している。
2-10年債の利回り格差は81(前日78)に拡大。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=397083
3.NY株式市場 結果(10/20)
NY株式13日
ダウ平均 23328.63(+165.59 +0.71%)
S&P500 2575.21(+13.11 +0.51%)
ナスダック 6629.06(+23.99 +0.36%)
CME日経平均 21590(大証終比:+140 +0.65%)
今日のNY株式市場でダウ平均は6日続伸し力強い動きが続いている。前日に
米上院が2018会計年度の予算案を成立させたとで市場は、年末にかけての
税制改革への議論に期待感を強めている。
トランプ政権と米共和党指導部が提示している税制改革法案への市場の評価は
悪くはない。米株式市場は前倒しで織り込んでいるような雰囲気もあるが、
満額は難しいにしても、一定の線で成立させることができるかが今後焦点となり
そうだ。今後のトランプ大統領の政権運営の第1関門でもあり、大統領として
の力量が試される。
取引開始前に発表になったGEとP&Gの決算にはネガティブな反応も見られ
ていたものの、他の銘柄の上昇がサポートし、ダウ平均は165ドル高とほぼ
高値引けとなった。
ただ、決算を受けて大幅に下落して始まったGEはプラスに転じている。同社
のフラナリ-CEOは全てが選択肢だと述べ大改革を誓約、この2年で200億
ドル規模の事業売却などを目標に掲げている。
ダウ採用銘柄ではJPモルガンやゴールドマンが上昇しているほか、ユナイテッ
ド・ヘルス、ボーイング、シスコが堅調。一方、P&Gが軟調に推移。
P&Gは1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を若干下回った。
美容やヘルスケア、ホームケアの各事業の売り上げは伸びたが、グルーミング、
ファミリーケアなどの事業は低調。同社は「減速しているグローバル市場であ
っても中核事業の売上高を伸ばすことは可能」と自信を示していたが、市場は
ネガティブな反応を示している。
ナスダックは反発。きょうはIT・ハイテク株が堅調で、ネットフリックスや
テスラは下げているものの、そのほかのアップルやマイクロソフト等主力銘柄
は堅調に推移。
オンライン決済のペイパルが大幅高。7-9月期の決算を発表しており、1株
利益、営業収益とも予想を上回った。通期の営業収益見通しも上方修正してる。
モバイル決済が前年から2倍以上に伸びたことが奏功。
カジノのMGMリゾーツが上昇。米大手証券が買い推奨リストに入れたことが
材料視されている。
バイオのセルジーンが大幅安。クロ-ン病治療薬の第3フェーズの臨床試験を
中止したと発表した。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=397081
4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(10/20)
NY原油先物12月限(WTI)
1バレル=51.84(+0.33 +0.65%)
ブレント先物12月限(ICE) 57.89(+0.66 +1.1%)
NY原油は小反発。アジア時間の時間外取引から日中取引の前盤まで小安く
推移したが、石油製品相場の上昇や、米国内の原油の掘削装置(リグ)稼動
数の減少に支援され、中盤から後半は買いが先行した。ドル高が圧迫要因
となり、上げ幅は限定的だった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=397091
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1280.5(-9.5 -0.74%)
金12月限は反落。19日の引け後に米上院が2018年 会計年度の予算案を可決した
ことを背景にドル高となったことから売り優勢となり、前日の上げ幅を削る展開。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=397088
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