今日、甘利経再相は、8月の月例経済報告を受け、消費増税後の反動減が、
長期化し、景気の回復基調が弱くなるかどうか、しっかり見ていかなければ
ならないと話しました。月例経済報告関係閣僚会議後の会見で語りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140826-00000098-reut-bus_all
甘利経再相は、月例経済報告で景気判断を据え置く一方、先行きのリスクと
して、駆け込み需要の反動の長期化に言及したことに関連して、 「反動減が
緩やかになり、底打ちし、回復に向かうという動きをしっかり見ていきたい。
7─9月は民間でも4%くらいの成長をみているが、それに近い軌道をきちんと
たどるかどうかが大事だ」と指摘しました。
足元の反動減の状況に関して「駆け込みと反動減は消費増税時に起きる
現象です。平準化したものが前の期よりプラスに働いているということは、
景気は上昇に向かっていると言える」とした上で、「その後、きちんと回復
していくかを注視するのが大事だ。月次データをしっかり見ていきたい」と
しました。
緩やかな回復基調が続くとの判断を据え置いた事について「消費マインドの
改善、設備投資計画が高めである事、反動減に収束の動きもあることなどを
総合的に判断した」と説明。
4~6月期GDPを受けて民間機関の今年度成長率見通しが、下方修正され、
政府見通しの1.2%とかい離してきていることについては「1.2%達成には
次の期以降、相当力強い回復が前提条件になる。それを是非期待したい」と
する一方、「現時点でそれが達成できる、できないということに言及するのは
時期尚早だ」としました。
反動減の継続する兆しは、一部経済指標(白物家電や車販売)に現れていて
民間もそれを見越して、今年GDP成長率を1.0%→0,5%と下方修正して
おり、政府見通しとかい離し、甘利に甘い気がします。
ここは「見る」ではなく、予防的に「対処」する姿勢が必要です。「見る」では、
晩秋に判断される消費増税10%は、かなり難しい状況になりそうです。
さて、日経平均は、反落し92円安の15521円の大引けでした。
今朝方の欧米市場の堅調さから、東京市場への支援と思われたが、膠着感
の中、ザラ場に為替が、急激に円高へシフト。これをトリガーに株価下落へと
進み、日経平均は15500円台になりました。
日経平均の下落により、5日線は割り込みましたが、ボリンジャーバンドの
上向きを維持しています。煮詰まって、どう動くかポイントです。
注目のNY市場、上昇してのスタート。終了時の続伸もありそうです。
明日の日経平均、早速の反発と診ています。
☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆
にほんブログ村