消費増税から4カ月が経過した。
1989年4月の「消費税導入(税率3%)」、97年4月の「第1次消費税増税
(税率3%→5%)」、2014年4月の「第2次消費増税(5%→8%)」後、日経
平均は、どのような足取りを見せたのか。それぞれの3月末の日経平均を基準
(=100)とし、4月1日から9月末までの半年間の週末値のトレンドを追うと、
5月までは、3者3様の展開だが、今年6~7月の動きは、「1989年」と驚くほど
一致していることがわかった。89年と言えばほかでもない、年末に史上最高値
(38915円)をマークした年。
一方、「1997年」は夏にアジア通貨危機、秋には北海道拓殖銀行、山一證券
など破綻し、年末に向けて相場大崩れ。
今年もウクライナ、パレスチナ・ガザ地区と火種は多いが、日本の金融機関再編
が進み、当時とは金融システムへの信頼感が全く違う。
過去2回の消費税イベントイヤーは、対照的な相場展開となった訳だが今回は
どうか。因みに、89年の7月末~9月末の上昇率を当てはめると、今年9月末の
日経平均は「16088円」、同様に97年の7月末~9月末の下落率を適用すると、
今年9月「14531円」ということに。
どちらもありそうな水準である。さて、今年はどちらに転ぶであろうか。
(出典:日本証券新聞14/08/04号)
紛争という火種は、燻っているものの、戦争勃発の地政学的リスクの発生がなければ
日経平均PER15倍弱の水準にある現在、89年型をたどっても不思議はない。
小生は15750円程度を想定しているが、賢明な読者の予想着地点はどこでしょうか。
お盆週の相場展望と予定は、明日書き込みします。
それでは、また。
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