今日、財務省が発表した国際収支状況速報によると、6月経常収支は3991億円
赤字となりました。日本が外国とやり取りしたモノやカネの収支を示す経常収支は、
2014年上半期(1~6月)に5075億円赤字となり、比較できる1985年以降で、
上半期として初めて赤字に転落した模様です。
半期ベースの赤字は、13年下半期(788億円の赤字)から2期連続となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140808-00050018-yom-bus_all
モノの取引を示す貿易収支の赤字が増えた事が原因だ。原子力発電所の停止に
よる火力発電の燃料の輸入が増え、国内企業が生産拠点を海外に移転して輸出が
伸び悩んでいます。経常収支は「稼ぐ力」を示す指標で、日本経済の体力の低下が
進んでいます。
14年上半期の貿易赤字は6兆1124億円と、前年同期の3兆4270億円から
大幅に膨らんだ。半期ベースでは、13年下半期(5兆3465億円の赤字)を上回り、
最大となった。消費増税前の駆け込み需要による消費財の輸入増も影響した。
この結果を受けて、円高是正に動いていいところ、海外要因の米イラク爆撃許可の
ニュースリリースで、先物主導の売り仕掛けが働いた格好です。
さて、日経平均は、暴落し454円安の14778円の大引けとなりました。
(出来高 概算27.5億株の商いでした。)
米株のわずかの下落に、米のイラク空爆許可リリースで、機を見て敏な先物が
売り仕掛け、現物株が追従した格好です。
日経平均は、13週線辺りを若干下回り、トレンド悪化しています。週明けは、お盆
休みで「閑散に売りなし」となるか注目されます。
注目のNY市場、週末は小幅上昇のスタートとなっており、終了時に反発しているか
ポイント。
今日の日経平均、先物に振らされて現物株が行き過ぎた下落で、後場の寄り付きに
買いを入れた猛者もいることでしょう。週明けの日経平均は、自律反発すると読んで
おり、早期の15000円台回復へのプロセスとなるか、注目しましょうか。
ブロガー/読者の皆さん、良いお盆休みを!!
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