ワカメを干す作業/稲ワラの灰
広げて干す/灰をまぶしてアクを取る
防波堤で海草を干す作業をしている人がいた。ワカメ漁が今日解禁になったばかりなのだそうだ。
ワカメは長い棒の先に鍵の手がついた道具で絡めとり、堤防に広げて干しながら稲ワラを燃やした灰をまぶしてアクを取るそうで、その作業に追われているとのこと。灰を使うやり方は他所ではあまり好まれないのでこの地方独特のものだそうだ。
ワカメを絡めとる道具
一家総出の作業
解禁にはなったが今年のワカメは育ちがよすぎてすでに盛りを過ぎ品質的にはよくないらしい。一家総出の作業だが市場に出すものではなく、自家用とのこと。
『食べてみるか!』と少量を頂いた。メカブもあるので今夜が楽しみ!
船を下ろす装置
堤防の内側では野菜づくり
緩傾斜の護岸から船を下ろすには、写真のように斜面にレールを固定してその上を船を滑らせて下ろす。上げるときにはウインチでワイヤーを巻き取って引き上げる。港がない場所ではこんな工夫が見られ、それが許されているようだ。
一方,堤防の内側ではわずかなスペースを耕しての野菜づくり。これもどこへ行っても見られる風景。
延々と続くかに見える砂浜にもようやく終わりが来て、最後は護岸堤の上を歩き、9:15赤川と言う川の堤防に出る。
川にぶつかる度に橋がある所まで遡らなければならない。時にはそれが2kmにおよぶこともあるが、海岸線を踏破するためにはそれは避けられない。
水面に浮かぶ白い花を見つけて岸まで下りてみた。バイカモの花だった。クレソンの大きな株もある。
バイカモの花
クレソン
川面は涼しげだがこの日は朝から天気がよくて夏日と思われる暑さになった。遡って県道60号の赤川橋を渡り、入善町の古黒部と言う集落に着く。ここからしばらく海岸線を離れて県道を歩いたが、木陰がまったくなく暑さを避けるところがないのに参ってしまった。