今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

水の怖さ

2019年08月16日 | 防災・安全

陸生動物になった宿命として、水は生命を奪う危険なものであることを肝に銘じたい。

今、海・川・プールで水難事故が毎日のように起きている。

東日本大震災の死者の9割は津波であったし、昨年の西日本豪雨の川の氾濫も記憶に新しい。

人間は水を恐怖対象として遺伝子にインプットされていない(もちろん、生命の糧だから)。

だから、あえて水の恐怖を安全な状態で学習しなければならない。

私は、幸か不幸か、小さい時に、銭湯ですべって浴槽に頭からつっこみ溺れかけたことで、水の恐怖学習ができた(なので小中学校でプールに入れなかった)。

長じて、登山の「沢登り」が好きになり、側壁から滑落したことはあったが、水に対して無謀はしなかった。

まず、子どもは学習ができていない(水の怖さを知らない)から、大人は絶対子どもから目を離してならない。

ただでさえ、川も海も強い水平流で子どもを引きさらい、そして鉛直の循環流で水中に呑み込んでしまう。

それと、海の波は、1000回に1回は2倍の高さでやってくるということ。
その1000回目は次に来るかもしれないのだ。
土用波の海辺を歩かせないこと。