宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
電話での応対に関して述べれば、「診査料金、あるいはレントゲン写真はいくらですか。」というような質問には受付秘書であれ、歯科衛生士であれ直接に返答するべきではない。(固定した費用が設定されているという事実があっても)費用は、歯科医師が何を”診査を通して必要であるとわかるのか”に関わっていることを患者に話すべきであり、といっても患者は診査が実施される前にはその費用を知ることになる。(歯科医師が適切であると考える時期に費用を提示すること。)
このような”理にかなった説明と再確認”に対して異議を唱えるような患者こそ、単なる買い物客である(そして、そのような患者を実際に治療したいと思うだろうか)。
予防処置は、完全な治療計画が受け入れられるまでは実施するべきではない”治療の一部”とみなす根拠がある一方で、”早期の予防処置”に対して、歯科医師がそれを強力に支持するか、臨床診査前に歯を清掃しておくことに利点があると歯科医師が感じているのであれば、基本的にそれに異議を唱えるつもりはない。しかし、そのようなときには初回来院と、2回目の診査との間に、そのためのアポイントメントを組み入れた方が好ましいと考える。事実、初回と2回目の診査来院との間に時間的余裕がなく、日延べをするような非常に忙しい診療をしている場合には、この方法をとることは明らかに利点となるはずである。加えて、予防処置を介在させることで、さけることのできない延期中の新患者に関心を持たせ続ける手段としても提供できるのである。(これまでに述べてきたように、予防処置をこのように実施するのであれば、その費用は診査料金に含ませるべきである。)
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