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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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マークス「完全歯科医業学」概要:135

2013-04-02 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



喪失歯には、先天的欠如、埋伏、抜去(この場合には残根に気をつけることになる)、あるいは歯周組織の破壊による脱落がある。それぞれの場合で予後の危険性は、"咬合の変化”である。
咬合平衡の異常による予後の危険性は、過重負担と食物の圧入や停滞である。
歯周組織へ波及した予後の危険性は、歯の喪失と全身的健康を損なうことである。
カリエスについては、明らかにカリエスに罹患していない歯の予後の危険性は、カリエスに罹患するかもしれないということであり、高度なカリエスに罹患した歯は歯髄へ波及するかもしれない。

このようにして患者に関するすべての診断考察事項をチャートした歯科医師は、完全に敵の位置を印した地図を手にした将軍のようなものである。最大の危険が襲い掛かってくる場所を知っており、手始めにこれを回避することに全力をささげることができる。さらには今後の攻撃に対して、できる限りそれを防ぐための長期的な方法について計画を立てる立場にも立っているのである。破壊進行の観点から状態を分類し、それを患者に提示して患者を教育することが、非常に単純で論理的な手順となったことに気づくはずである。”外見上明らかな”予後の危険性をリストすることは、この目的のためであり、さもなければ患者に提示することを忘れることもありうる。

最初の2項目が完了した後に、”臨床診査でチェックした状態”を赤色で記録する。(一連の臨床診査において、すべての赤色表記は確認がとられ、他の色を使ってそれを打ち消すか、あるいはさらに詳しく記すことになる。)



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