博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『琅琊榜之風起長林』その3

2018年02月13日 | 中華時代劇
『琅琊榜之風起長林』第11~16話まで見ました。

当時の関係者を尋問&虐殺のすえに淑妃の死の真相を知ったらしい墨淄侯と、ついでに彼の相談にあずかった濮陽纓が夜な夜な莱陽侯府に潜入し、太夫人を詰めます。


琅琊榜排名第一に数えられ、武功では天下第一のお墨付きを押されたような状態の墨淄侯。前作では「琅琊榜」そのものはあんまり話に絡んでこなかったのですが、今作はやたらと「琅琊榜排名第×」というのを押してきます。


そして白神教の教主にして、梁帝一家の病気の治療にあたっているということで上師の地位を得ている濮陽纓。数々の陰謀に関与しつつなかなか尻尾を掴ませません。演じているのは『龍門鏢局』などでお馴染み郭京飛。

墨淄侯「これは息子の方も無事に済ますわけにはいかないなあ……」 濮陽纓「息子の方は利用できそうですな。どう役に立ってもらいましょうかね?」 太夫人「やめて!息子は関係ないでしょ!!」 何かヤクザ物みたいなノリになってきましたね (^_^;)

そして莱陽侯太夫人は墨淄侯と濮陽纓の言うがままの内容で息子に充てた遺書を書かされて殺害。その捜査に当たった荀飛盞と蕭平旌は彼女の部屋から巫蠱に使用した人形(呪いの藁人形的なアレ)を発見してしまい、淑妃謀殺の件など彼女の旧悪一切合切が暴かれます。彼女の夫の莱陽王(梁帝の同母弟)は父親(前作の靖王)の生前に何かやらかしたらしく、死を賜った模様。彼女はそれを梁帝と長林王庭生の陰謀と思い込んで二人を深く恨んでいたようです。莱陽王のやらかしの詳細は不明ですが、まあ謀反ということでしょうね……


罪人ということで亡母の遺体を引き取って弔うことが許されず、また伯父にあたる墨淄侯から母の遺書を手渡され(その内容もここでは明らかにされませんが……)、順当に闇落ちしていく蕭元啓。

ここで平章との会話で兄が実は父の実子ではなく養子であることを知ってしまい、自分の置かれた立場に悩む平旌……

そうこうしているうちに北燕国より次期太子と目される恵王が使者としてやってくることになりますが、梁国側から北燕より軍馬を買い求め、その管理を長林軍蘭州営に任せようという案が出たことにより、それまで軍馬を供給していた馬場主たちに自分たちがお役御免になるのではないかと動揺が広がります。で、彼らが恵王一行に襲撃をかけ、それを平旌らが救出しようとしますが、そこへ更に段桐舟が乱入。しかし恵王の随行の琅琊榜排名第五の拓跋宇とともに彼を崖落ちに追い込みます。(崖から落ちて本当に死んでしまいます)

無事一行が金陵にたどり着いて歓迎の宴が開かれることになりますが、北燕側は恵王の妹の重華郡主の婿捜しも目的としており…… ということで武侠チックな雰囲気が続く中で次回へ。
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