博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『新蕭十一郎』その1

2016年03月09日 | 武侠ドラマ
古龍原作ドラマ『新蕭十一郎』を見始めました。新版『水滸伝』などでおなじみの鞠覚亮と黄祖賢の共同監督作品です。今回は第1~6話まで鑑賞。

江湖の盗賊コンビ蕭十一郎と風四娘は、武林盟主沈飛雲の一人娘沈璧君の結婚の引き出物「割鹿刀」を沈家荘から盗みだそうとしますが、脱出の際に籠の鳥状態だった沈家璧自身も2人に着いて来てしまいます。

婚約者の沈璧君を取り戻そうと、「武林六君子」の筆頭連城璧が仲間とともに3人を追跡し、「割鹿刀」を追って謎の結社「天宗」の小公子も彼らにつきまとい、更には肝心の「割鹿刀」が偽物であることが判明し……ということで、本格アクションも盛り込みつつライトな感覚で見られる武侠ドラマに仕上がっています。


主役の蕭十一郎はいま旬のイケメン厳屹寛(厳寛)。新版『水滸伝』の浪子燕青役などでおなじみですね。陸小鳳シリーズの司空摘星の弟子という設定になっています。


蕭十一郎の相棒風四娘。第1話冒頭で入浴シーンがありますw 沈璧君の方がメインヒロインで、こちらはサブヒロインという位置づけのようですが、キャラクターとして面白いのは断然こちら。


「天宗」の宗主の弟子で、「割鹿刀」や沈璧君を付け狙う小公子。名前は男性っぽいですが、見ての通り武侠物にありがちな男装の美少女です。本作の小悪魔枠。


そして武林盟主の沈飛雲。『武媚娘伝奇』に出てくる後宮の后妃みたいな衣装を着てますが、武林盟主です。 色々きな臭い部分がある模様……

で、色々あって沈璧君は無事沈家荘に戻ったものの、「割鹿刀」の護送に関わり、何者かに殺害された「武林三大高手」の死に沈飛雲が関与していることを連城璧が察知してしまい、また小公子が「武林三大高手」(実は沈飛雲の配下と見せかけて「天宗」の配下だったらしい)を通じて手に入れたはずの「割鹿刀」が偽物と判明し……というところで次回へ。
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