博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『龍門鏢局』その6

2014年07月17日 | 武侠ドラマ
『龍門鏢局』第30~35話まで見ました。

【第30話】 前回のラストで娘の青橙から送られた服が偽造の官服ということで投獄されてしまった呂秀才。彼を助け出そうとする陸三金らだが、呂秀才は官服と仕立て屋に官服を作らせるための公文書偽造の罪を認めないと出獄に応じないと突っぱねてしまいます。本来は盛秋月が官服を作らせたのですが、息子の糊糊と長期間離れ離れになることを憐れんだ陸三金がかわりに罪をかぶって流罪に…… 恩義を感じた秋月は三金の護送に付き合うことにしますが…… 罪人の護送と言えば途中で山賊とかに襲撃されるのがデフォルトですよね!と思ってたらやっぱり最後にキタw

【第31話】 前回のラストで三金らを助け出したのは後宮の蘭昭儀でした。彼女は実は後宮入りする前は三金に仕えていた陸家の侍女。彼女は糊糊を人質に取り、三金に平安票号を代表して自分の経営する闇銀行の出資者となることを要求。闇商売に手を出すのを潔しとしない三金は、かわりに先物取引を指導すると称して秋月母子を釈放させようとしますが…… 後宮と言えば三金の昔の恋人が皇太后だよねと思ってたら、やっぱり再登場してくれました。この人が出るとラストがしんみりしますね……

【第32話】 三金の流罪の一件をきっかけに接近するようでなかなかしない秋月と三金の仲。そこへ秋月の旧知の化粧品店主上官靖宇が現れ、秋月にプロポーズしますが…… 上官靖宇を演じるのは新版『水滸伝』の燕青役などでお馴染みのイケメン厳寛。「仏山のカンフーマスターと言えば?」「黄飛鴻!」「黄飛鴻はまだこの時代にはいないでしょ!」という小ネタもなかなか楽しい。

【第33話】 自分が周りの人間を不幸にする「天煞孤星」の生まれであることから、三金との結婚に積極的なれない秋月だが…… 後半は三金と秋月が訴訟沙汰に巻き込まれ、袁弘演じる自称庶民派の弁護士宋書懐と訴訟合戦に。袁弘は新版『射英雄伝』の楊康のようにヒネた厨二病くさい役柄の方が合ってるなあと(^^;)

【第34話】 前回の一件により近隣の住民から弁護を依頼されるようになった三金は、茶葉商人の楊掌櫃の依頼を引き受けることに。彼は『茶経』の著者陸羽が植えたという「正山茶王」の木を発見するが、地元の女ボス歴文婷にその茶樹を譲り渡すよう脅されていたのでした。しかし歴文婷が温良恭の昔の恋人であることが発覚し…… 久しぶりに恭叔の元カノネタが出ましたw オチは予想通り。「残念でもないし当然」とはまさにこういう展開。

【第35話】 三金は粗暴な秋月の性格を改善させようと、温良恭の元カノ(また出た!)の心理学者を招きますが…… 後半では呂青橙の高校の同級生で青州知府に出世したという廷芳が登場。学生時代から青橙に惚れていた彼は「白敬祺と別れたのならオレと付き合ってくれ!」とプロポーズ。青橙も彼の告白を受け入れ……ということで次回に続くようです。

今回は三金と秋月の恋愛シリーズですね。こじれっぱなしの青橙と敬祺ともども最後まで引っ張るようですが。
コメント (2)
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