博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

TVB版『楊家将』その2

2010年08月02日 | 中国古典小説ドラマ
TVB版『楊家将』第2~3話まで見ました。

宋では遼に攻め込むに当たって先鋒官を試合で決めることになりますが、息子を先鋒官にしたい潘洪(潘仁美がなぜか潘洪という名前になっております。)の策略で楊家は出場を辞退することに。しかし「見物するだけならいいんだろ!」と試合を見に行った七郎は、反則行為の暗器を使いまくる潘豹にブチ切れ、試合に出た上うっかり潘豹を殺してしまいます。

息子の死に怒り狂う潘洪は太宗に訴え出て、七郎一人の罪のはずが楊家全員が処刑されることに。このあたり太宗の暗君ぶりが半端ない(^^;) 結局処刑寸前に七郎を見初めた女山賊杜金娥が救出に駆けつけたり、(「七郎を殺すならあたいも一緒に殺しな!」というセリフが素晴らしい。)包拯の横槍が入ったりして、包拯のお裁きによって楊業が三階級降格するだけで済むわけなんですが……

で、遼征伐は遼のスパイとなった潘洪の陰謀で太宗が親征することとなり、太宗と遼の天慶帝が和平の会談をすることに。どうせ罠だということで楊家の面々が太宗らに扮して会談に出るわけですが、遼側は本物の天慶帝が出席。それで蕭太后の陰謀で会談中に遼兵が襲撃し、楊家の面々が殺害される一方で天慶帝も謀殺。替わって蕭太后が皇帝になります。こんな展開でええのか(^^;) おまけに七郎も潘洪水殺害され、息子達のほとんどが死んだと知った楊業は絶望のすえ、蘇武廟の李陵碑に頭をぶつけて自害。

ここまで、全5話ということで話が実にスピーディーに進みます。以前見た『少年楊家将』なんて楊業が死ぬまで40話近くかかったもんですが。おまけに大陸の『楊家将』ドラマと違って神仙が出まくり絡みまくりでおもろいです。俺はこんな古典物ドラマを求めてたんだ!と叫びたくなってきます。
コメント (5)
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