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一番いじめを受けるのは、心優しい子供

2015-08-16 18:37:15 | 日本社会
後を絶たないいじめ問題、表面に現れるのは氷山の一部だと言われており、多くの心優しい子供達が理不尽な暗い学校生活を送っていると言われています。登校拒否等々の根底にはいじめ問題があるように思えます。
いじめを受けるのは、本当に心やさしい、真面目な子供達が多いと言われていますし、我々大人にとっても、到底許すことは出来ません!

人間の世界は社会等があり、弱肉強食の暮らしている人はほとんどいません。人間には攻撃本能をコントロールするための共存能力があると思います。このコントロール能力が十分に身についていない子供は、弱い立場、優しい人等を攻撃することで、自分自身を守るいじめ行為?を止められないと思います。

いじめ問題が大きく社会問題化するようになったのは、戦後の昨今のように思えます。いじめ問題が昔は無かったかと言うと当然あったでしょうが、旨く処理してるように思えます・・・やはりいじめ問題の根底は、道徳規範、教育等に行き着くと思います。

昔は道徳規範等が明確で、理屈、理論でいじめ問題を考えると言う馬鹿げたことは無かったように思えます。

平成26年10月21日、道徳教育の改善策を議論してきた文部科学省の中央教育審議会(中教審)は、道徳を必修教科にして検定教科書を使って指導するという内容の報告をまとめ、下村文部科学大臣に提出しています。

なぜ道徳を必修教科に・・・滋賀県大津市の中学生がいじめを受けていたのを苦に自殺したことから、いじめの未然防止策の一つとして、安倍総理直属の教育再生実行会議(実行会議)が提言したと言われており、むしろ遅かったくらいに思えます、本当に良策と思えます。

いじめの問題は、人としての生き方・在り方にかかわる問題であると思えます。子どもたちの規範意識や豊かな人間性を育んでいくために何が必要か・・・下村博文文部科学相は成績評価にはなじまないとしながらも国として、どこでも使える教材をつくりたいと述べています。

全国統一の教材で授業を行い、それに基づいた尺度で規範意識を測る・・・いじめの未然防止策の一つとして安倍総理直属の教育再生実行会議(実行会議)が提言したものです。これを受けて、文部科学省の専門家会議(道徳教育の充実に関する懇談会)は、子どもたちがこれからの時代を生き抜くためには道徳教育の充実が必要だとして、道徳を「特別の教科 道徳」(仮称)に格上げして、検定教科書を使って授業をし、記述式で成績をつけるべきだとする報告をまとめています。やはり諸教育を実施したら教育成果を確認するのは当たり前でしょう。

蜂の巣をつついた様に賛否両論が出てるようですが、道徳規範等を作り、素直に良いこと、悪いことを子供達に分かりやすく教え、身につけさせることは極自然でしょう。
昨今のお粗末ないじめ問題対応・・・理屈、理論で対応、処置は極めて難しいでしょう。

戦後、GHQは教育勅語、修身等は禁止しました・・・日本は貧しい時期でしたが、いじめはいつの時代にも存在したようですが、当事は十分とは言えませんがそれなりに克服しています、何故でしょう・・・当事の先生、親等々は教育勅語、修身等を自分自身が身につけており、子供達にそれなりの対応が出来たからと思います。特に戦後、当時の学校現場の先生方がいなくなった時期から、いじめが少しずつ増加してるように思えます。

過去の雑誌、雑誌歴史街道の中で、渡部昇一氏の論があり、ある校長先生のコメントが紹介されていました。
非行に走る子供たちでも、その親が教育勅語を学んでいた世代は、行いを改めさせることは、そう難しいことではありませんでした。ところが、親も教育勅語を知らない世代になると、なかなか手も足も出ません

いじめ問題・・・親、教師が道徳的な拠り所を持っていなければ根本解決は難しいでしょう・・・ここでいう道徳は、現代でいうところの宗教的真理から逃れて、同時に何らかの精神的なものを教えるための、アリバイとしての浅薄な記号・道徳ではありません。戦前、戦中、我々が心のより所としていた教育勅語等・・・教育勅語といえば、軍国主義、右翼等々条件反射的にマイナスのイメージがあるようです。

教育勅語は明治天皇の意向で作られました、教育勅語の骨子を作ったのは井上毅と言われています。井上毅は日本の古代からの歴史を踏まえ、原案を作りました。特に特定の宗教、思想、信条、特定の政治団体を排除しない、全国民が受け入れられるものにしようとしました。
井上毅以外にも原案が作られましたが、キリスト教色が強すぎたり、儒教の色が強すぎたりして、井上毅がそれらの綜合を試みました。

井上毅は、本当に普遍性を求めています。古代社会、貴族社会、武家社会、近代国家でも通用する普遍性を求め、現代社会でも十分通用すると言えますし、世界でも憲法草案、道徳教育等々の参考にされていると言われています。

天皇が、国民に向けて届けたいわば「手紙」みたいなものが教育勅語です。戦争の時に、軍人に利用されたという面はあったかもしれません。
国を治める政治家は、徳をもって仏神の心、そして国民の心を鏡に映す。
そして、教育においては、普遍的な宗教心を教える必要があると言われています。

井上毅が求めたように、特定の宗教、宗派を排除するものでなく、普遍性、つまり世界人類にも通用する普遍性をもった宗教心を教える必要がある・・・正しい宗教心の復活なくして「いじめ問題」の根本的解決は難しいと思われます。

教育勅語現代語訳 

私が思うには、我が皇室の先祖が国を始められたのは、はるかに遠い昔のことで、代々築かれてきた徳は深く厚いものでした。

我が国民は忠義と孝行を尽くし、全国民が心を一つにして、世々にわたって立派な行いをしてきたことは、わが国のすぐれたところであり、教育の根源もまたそこにあります。

あなたたち国民は、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は仲むつまじく、友達とは互いに信じあい、行動は慎み深く、他人に博愛の手を差し伸べ、学問を修め、仕事を習い、それによって知能をさらに開き起こし、徳と才能を磨き上げ、進んで公共の利益や世間の務めに尽力し、いつも憲法を重んじ、法律に従いなさい。

もし危急の事態が生じたら、正義心から勇気を持って公のために奉仕し、それによって永遠に続く皇室の運命を助けるようにしなさい。

これらのことは、単にあなた方が忠義心あつく善良な国民であるということだけではなく、あなた方の祖先が残した良い風習を褒め称えることでもあります。

このような道は、実にわが皇室の祖先が残された教訓であり、その子孫と国民が共に守っていかねばならぬことで、昔も今も変わらず、国の内外をも問わず、間違いのない道理です。

私はあなた方国民と共にこの教えを胸中に銘記して守り、皆一致して立派な行いをしてゆくことを切に願っています。

明治二十三年十月三十日
天皇の署名と印  

 有名な話ですが・・・戦後、連合国側は日本統治に何が一番の有効策であるかを話合われた際、中国共産党は「日本の教育(道徳)を支配、関与する」ことと述べています。以後GHQ策は・・・支配側は、道徳心が高ければ高いほど支配が難しくなります。戦後GHQのこれらの諸策は、いじめの発生等を間違いなく助長させたように思いますし、副産物のように思えます。

日本には世界に誇る、教育勅語、修身等々素晴らしい財産があります。世界の国々は間違いなく有効活用して国作りをしています。我々日本人は先ずは一読することを!
世界の多くの国々が、何故現在も有効活用しているか・・・!

子供達への道徳教育無くして日本の未来は無いでしょうし、いじめ問題も根底は道徳心の欠如に他ならないでしょう、道徳教育は未来の日本再生の為にも必要不可欠と思える昨今です。
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