極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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尖閣諸島の近況

2013-11-05 09:09:31 | 尖閣

 相変わらず中国公船の故意領海侵入がありますが、本当に不思議ですね。世界各国は自国の領海だったら当然故意領海侵入は、臨検等すると思いますが、日本はそれが出来ない(無害通航権の問題はありますが・・・)政府は真相を知ってると、国民が勘ぐっても仕方ないですね。素朴に考えても世界各国は尖閣が係争地であると認識していますし、世界に影響力のある米国でさえそう判断しています。日本だけが自国領土と言ってますが不思議ですね・・・どうして自国領海なのに故意領海進入を臨検等しない?一体どうなっているのか・・・
 
 面白い資料がありました、1880年位に分島条約案、これは1871年の日清修好条規、日清間の条約で日本に有利にしようと日本が一部改正を清国に提案、もちろん清国は自国に不利なため拒否しました。この内容等には宮古島、石垣島、与那国島等々を清国に渡すことにし、日本は明確にサインしています。日本の国家意思として先島諸島等はどうでもいい島ということが分かります。沖縄の人はこれらのことを知っていますが、日本本土ではほとんど知りません。現在の政府対応に沖縄の人々の考えは当然相違があると思いますし、沖縄にとっていい迷惑でしょう。
 1997年の橋本政権時の日中漁業協定、議員全員で国会批准してるし、小渕外務大臣書簡も存在し、間違い無く両国は係争地と考えていたようです。当然故意領海侵入でも100%拿捕、臨検等できない内容ということになります。これが拿捕、臨検等できない真相だと思いますが?
 今まで日本が実効支配し、歴史的に将来を見れば日本領となったでしょう、こんな有利な日本が、何で今問題にするのか、今回の尖閣問題で巨額の利益・・・対立の構図を得た・・・を調べると・・・

 混同されがちなのが尖閣問題と竹島問題、両者は違うと思います、竹島は紛れも無い日本領土です、改めて日本の国家意思を明確に示しことが必要ですが、相手の実効支配を覆すのは極めて困難だと思います、実効支配がいかに大きな力を持つかを知ることができます。不思議なのはどうしてマスコミ、政府、右翼関係の人は竹島問題に関しては控えめなのか?

 過去日本国、自民党政権の最大の失態に思えますが、正確な情報を一般国民にもっと情報公開してれば国民の正しい判断で違った対応が出来てた可能性があります、北方4島、竹島、尖閣は対立の構図を作る強力なツールでもあることが分かります、誰が・・・
 未来志向で考えれば、日中はどうしても対立を払拭することが必要で、これは世界の願いに近いと思います、経済的には中国がくしゃみをすれば日本が風邪を引く?企業等の中国離ればかりが大きく報道されますが、未来日本の日本のマーケットを考えた場合、中国に匹敵する国は世界に存在しません。
 極東、世界の平和、発展のためにも、政府は今後是非国民に正確な情報を公開してほしいですね、国民の意志を尊重する、民主主義国家であれば当然のことです、たとえ対立を望む人がいても権力の座にいる人は勇気をもって戦ってほしいです。

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