狂人による都市の無差別爆撃

８月１５日は終戦記念日ということもあって、第２次世界大戦に関する特集番組「本土空襲　全記録」他が放送された。
その中で、目に付いたのが、「なぜ日本は焼き尽くされたのか」という番組だった。
これまで明らかにされなかった戦争の真実の一部がいろいろな形で明らかになってきている。
一般市民に対しての、ナチと同等ともいえる無差別爆撃が必要だったのかと疑問を抱いていたが、その事情が明らかにされた。
Ｂ２９の空襲警報で、防空壕に逃げ込んだことは、今でも鮮明に覚えている。
北朝鮮のミサイル発射に対して、米国がどのような対応をするかが問題だが、戦争になったら、多分、同じような爆撃をすることになるのだろう。
一旦戦争になると、こういうことだと認識しておく必要がある。

明暗分けた二人のベテラン棋士

二つの囲碁対局を観戦した。
一つは、ＮＨＫ杯トーナメントの高尾名人対許家元四段の対戦である。
中国、韓国では、若手棋士がトップに君臨しており、日本でも、一力、許、芝野、大西等１０代の活躍が目立ち始めた。
この対局は、高尾が優勢で進んだが、中盤で、振り代わりの連続で、形勢不明と思われたが、高尾が半目勝ちで勝利した。
落ち着いた高尾の打ちぶりを見ていると、読みきっていたようにも思え、プロの凄さを見せ付けられた。
さすが名人である。
２局目は、竜王戦の決勝トーナメントの１回戦の張九段対大西２段の対戦である。
張は、山下、高尾、羽根と四天王と呼ばれる実績のある棋士であるが、このところ、タイトル戦に縁がない。
大西２段の前半は、若手らしい思い切った打ちぶりで、面白い形勢であったが、ほぼ、張の中押し勝ちが見えた。
ところが、張が、とんでもないチョンボをして、逆転負けになった。
最後まで、「気を抜かない」、「諦めない」という教訓を見せ付けられた一局だった。

お盆の帰省渋滞

今年もお盆の帰省渋滞は大変なようだった。
私は、お盆休みを取った記憶があまりない。
工場勤務のときは、三交代の連続運転の工場だったので、機械を止めることは無く、特にお盆休みも無かった。
本社勤務のときは、交代の休みで、お盆は通勤電車が空いていて助かった記憶のほうが強い。
ＴＶを見ていると、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんのところで、「川でめだかを取った。」というように過ごすことの出来た子供は幸せだと思う。
田舎は空き家ばかりになり、故郷は都会のマンションというのは寂しい。
北朝鮮のミサイル発射予告で緊張が走っているが、首相はのんびりと夏休みを取るらしい。
サラリーマンでも、トラブルがあれば、夏休みを返上したものだが・・・・

何かが足りないメジャー・タイトルへの道

全米プロ・ゴルフのタイトルが手の届くところに来た松山の最終日は残念な結果に終わった。
２日目に首位に立ったものの、３日目のプレーは、安定性を欠き、内容的にも今ひとつであったが、４日間、完璧なプレーを期待することは無理があり、１打差での最終日は、むしろ、ベスト・ポジションといえた。
現在、賞金ランキング、トップにあり、実力的には、何時優勝しても不思議でないといえる。
最終日、１０Ｈで、一時首位に立ったときには、本人もタイトルがちらついたことだろう。
これがメジャーのプレッシャーなのか、その後のプレーは、らしからぬプレーが続き、スルスルと逃げていった。
プレー後の様子を見ると、本人も余程悔しかったのであろう。
この悔しさをバネに、来期こそタイトルを手にして欲しいものだ。

素直に喜べない日本のリレー・メダル

日本の４００ｍリレーが３位に入賞した。
アメリカ、ジャマイカ、イギリスが３強と思われていたが、ボルトの足の故障というハプニングで銅メダルを獲得した。
リレーは、バトン・ミスがあるので、何が起こるかわからないし、必ずしも、トータル・タイムが良いチームが勝つとは限らないのが面白いところだ。
日本チームも、タイムの遅い藤光を起用したコーチは英断だった。
イギリスが金を獲得したのには驚いたが、リレー・フェスティバルでは、ドイツ女子が優勝している。
今回の世界陸上はボルトの引退試合の色合いが強かったが、もう一人、ファラーも引退ゲームである。
彼は、最終レースの５０００ｍで銀に終わったが、１００００ｍでは、見事に金を獲得し、偉大な記録を打ち立てた。
地元イギリスの応援と健闘が印象に残るが、東京オリンピックで、日本はどんな成績を残すのだろう。