ミルト・ジャクソンとアート・ファーマー
早いもので、東日本大震災から早や1ヶ月である。福島原発は、残念ながら、心配したように、見通しが立たない。
先日、浦安市の液状化の被害をTVで放映しているのを見たが、東北地方の被害にばかり目が行きがちであるが、東京でも被害は相当なものだ。
報道によると、浦安市の県議選が流れ、再選挙になるとのことだ。TVで観る限り、とても選挙ができるような状況に見えなかった。近々、市議選があるようだが、なぜ、期日をずらして一緒にやる工夫をしなかったのか不思議である。コスト的にも、市民の負担を考えても、急ぐ必要性は感じられない。そもそも、県会議員がしばらくの間欠員でも、市民は何も困らない。しかも、県知事は、被災した浦安市を一度も訪れていないという。
私も、現在住んでいるマンションを購入する時、浦安地区も候補にしたが、湿地帯とのことでやめた経緯があるので、他人事でない。
私が住む町では、無投票になったが、県会議員などいなくても何も困らないのが現実だ。
資産株の代表である東京電力の株価が大きく下がっているが、損害賠償額と今後の再投資額を考えれば、今後の配当の見通しも立たないから当然かもしれない。私も、少々保有しており、含み損を抱えることになったが、もし、浦安に住んで、地震にあっていたらと思えば、この程度の損失で済んだのだからと諦めている。
放射能の汚染が現実味を帯びてきた。しかし、何度も繰り返されてきた核実験による汚染を考えれば、地球は、すでに相当汚染されている筈だ。過度に心配しすぎても、どうしようもない。
人間の運命はわからない。振り返ってみると、「もし、あの時、こうしていたら。」ということは、人生には多々ある。現実を見つめ、前向きに生きるしかないのだろう。
ケ・セラ・セラ。
モダン・ジャズ四重奏団のヴァイヴ奏者であるミルト・ジャックソンは、ジョン・ルイス(ピアノ)とバッハを取り上げ、ジャズの新しい境地を開拓した。
私の一番好きなヴァイヴ奏者は、ライオネル・ハンプトンであるが、彼もまた、ジャズ史上に残るヴァイヴ奏者であろう。
このレコードは、「MJQ」のメンバーとは異なり、アート・ファーマー(tp)、ベニー・ゴルソン(ts)、トミー・フラナガン(p)、ポール・チェンバース(b)、コニー・ケイ(d)というモダン・ジャズ界の精鋭を集めたレコーディングのためのセクステットによる演奏である。
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