地下鉄に乗った時のことである。7人がけの席で6人は携帯電話かスマートフォンを使用し、一人だけ本を読んでいた。
ただ、意外だったのは、眼鏡をかけているのは、一人だけであった。勉強しなくり、本を読むことが減ったので、目が悪くならないのかなと思ったが、パソコンや携帯は小さい文字を見るのでそうでもないはずだ。コンタクトレンズかもしれない。
仕草から、ほとんどの人が、ゲームをやっているか、メールを打っているようである。(あくまで推測だが・・)
最近の新聞は、オピニオン・リーダーとしての役割が低下しているが、それでも、ゲームをやるよりは、得るものは多い筈だ。
最近は、新聞よりも、テレビの方がオピニオン形成に影響が大きいようだ。
テレビで東電の値上げプランの時間帯別の料金体系についてレポートしていた。
東電が示す標準家庭は、30A契約の家庭であるが、自分の家は50A契約で、値上げ率が大きくなる。何故同率の値上げにしないのか、今時、30Aでは無理で、家族数が多いと50Aは普通だと云う。(東電の説明では、42%が30A契約とのこと)
東電は、20A以下の家庭は、どうしても必要な電力なので、値上げ幅を考慮したと説明していた。
消費税の増税については、一律だと、低所得者層の負担が相対的に重くなるので、軽減税率を採用すべきだと云いながら、電力については、何故一律アップにしないのかと、全く矛盾することを言っている。
この種の番組を見ていると、視聴者に判断の材料を提供するのでなく、ある種の意図をもって、自分たちの考えている方向へ誘導しようとしているようだ。しかも、自分の考えが正しいと押しつけがましいのに腹が立つ。
たまたま、私が見た番組がそうであって、そうでない番組も多々あることを願うばかりだ。
番組で、節電、節電と云いながら、つまらない番組をやっているが、ピーク時間帯の放送を、順繰りに休憩すれば、節電に貢献できるのではないかと思うのだが。