ドイツの州議会選挙でメルケル率いる与党の支持が減り、極右政党が第２党になったとの報道である。
このところ、フランスを始め、ヨーロッパ各国で、右派政党が勢力を伸ばしており、ドイツでも同じ結果は充分予想されたものの、ナチスを経験したドイツだけは、拮抗力が働くことを期待したが、やはり、時流には勝てないようだ。
メルケルは、現在、世界の指導者の中で、トランプと対峙して、言うべきことを言える数少ない政治家だ。
筋を通せば、人気が落ちる現実とどう向き合って行くかは難しい問題だ。
学生時代に観光に来たドイツ人をボランティアで京都を案内したことがある。
休憩のお茶を飲んでいる時、何を思ったのか、「今度戦争することがあったら、また、一緒にやろう。」と言い出したのには驚き、いっぺんに醒めてしまった。
ふと、その時のことを思い出した。