ノーベル・ウイークの本庶京大名誉教授の話題で持ちきりだが、ノーベル賞受賞者が口を揃えて言うのは、日本の科学技術の将来への危惧である。
これからの10年は、AIの勝負とも言われるが、日本は、中国に比べ、この分野でもかなり遅れをとっている。
来年度の予算の概算要求が固まったようだが、科学技術への予算は、やはり軽視されているようだ。
このような状態が続けば、優秀な学生が、日本の大学で研究を続ける意欲がなくなり、国外への流出が続き、本当にノーベル賞を取れない国になるかもしれない。
山中教授、大村教授、本庶教授の受賞内容は、どれをとっても、人類への貢献は計り知れないものであり、その価値を評価できないのは残念である。
会計検査院が指摘するように、予算の無駄使いの何と多いことか。